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ただ日記61日目


『この恋あたためますか』というドラマが、昨日最終回を迎え終わりました。

妻と一緒にしっかり最終回まで観てしまいました。

「観てしまいました」というのは、実は、最初は全く観る気がなかったんです。なんですが、妻の実家に泊まりに行ったときに、その時の最新話の4話までが録画されていて。

妻が観ていたのはしっていましたが、妻のお姉さんも観ていておススメされたんです。

それでもそんなに興味が湧かなかったんですが、妻や妻の家族が全員はやくに寝ちゃったので、やることないし観てみるか、と観はじめるとあら不思議。ハマっちゃったんです。

それで、このドラマ、コンビニの会社のスイーツ課で働く人たちのお話なんですが、面白いのが、ドラマに出てくるスイーツがセブンイレブンで実際に販売されるんです。

僕はスイーツに割と目がないもんですから、見事に発売されたスイーツ全種類を買って食べたんです。味はかなり満足。美味しかった。

面白いのがここからで、たぶん、ドラマに出てきたスイーツが普通に販売されても買わないだろうなぁということ。わりとイイお値段するんですね。160円~300円くらい。

でも、僕はまんまと買ってしまったわけで。なんなら妻も積極的に買ってました。ここから読み解けることは、「人は確認作業で動く」ということです。

ドラマの中で、そのスイーツがどういう風に開発されたか、どういう材料が使われているか、誰かが食べて幸せそうなシーンなどが、さんざん流れてるんですね。

そうすると、どんな味がするのかな、と確認したくなります。なぜなら、「分からない状態」でいるのってすごく気持ち悪いし、「分かる」とめちゃくちゃ気持ちいいからです。

コンビニスイーツって、毎週新しい商品が出ていますが、基本的にCMとかしていないし、店頭でしか目に触れる機会がない。でも、ドラマと絡めることによって、消費者がスイーツのいろんな情報に触れることになるので、確認したい欲がドンドン高まる。

その欲を解消するために、スイーツに手を伸ばす。

これはスイーツの話ですが、例えば、漫画とか映画とかゲームとかにも転用出来るかもしれなくて、つまり、「どんどんネタバレしたほうが確認したい欲を高められる」かもしれません。結果、購入につながる。

だって、こんなに情報や商品にあふれている世の中で、まったく分からないものにお金を出しずらいですよね。失敗したくないし。

『この恋』終わっちゃって寂しいですが、面白い展開だったなーという話と、どんどんネタバレして確認作業で人を動かすという打ち手が、このご時世にはあっているかもな―という話でした。

おわり。


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