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【『レコーディング・ダイエット』読了】日々の掃き溜めNo.128


岡田斗司夫さんが書かれた『レコーディング・ダイエット 決定版』を読み終えました。

きっかけは、楠木健さんの『戦略読書日記』の中で紹介されており、内容がまさしく戦略ストーリーを作る上でのお手本となる、との事だったため、読んでみました。

読んだ感想は、確かに面白い。ダイエットスタートから成功、はたまた終わった後までのストーリーに1本ビシッと筋が通っており、なるほどと膝を打つほどの明快な論理構成でした。

一番特徴的なのが、ダイエットのコンセプト。岡田さんは、「痩せる努力をする」のではなく、「太る努力を止める」べきだと喝破しています。

ものすごくシンプルで分かりやすく、かつ独創的で、これほど良いコンセプトは今までのダイエット本ではなかったと思います(おそらくたぶん)。

これほど明快なのが、「何ではないか」が分かるから、と楠木さんはおっしゃっていますが、まさにその通りだなぁと。

やらないことが明確になっていれば、やることも明確になる。この2つは表裏一体で、良いコンセプトとは「何ではないか」が一目でわかります。

また、ダイエット法の内容も素晴らしく、フェーズごとに何をやればよいかが時間軸に沿って語られており、きれいなストーリーとなっています。

「これをやれば成功しそう」、「わたしにもできそう」と思わせる説得力が、強い論理構成によって生み出されています。

ビジネスには関係のないダイエット本ですが、その戦略は十分に横展開できる優れた内容だと思いました。

興味のある人は読んでみて損はないかと思います。

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本日も読んでいただきありがとうございます。

では!

西川恭平


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