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本棚:『病気のリスクを劇的に下げる健康習慣』

健康に関する本はたくさんありますが、本書はエビデンスの確かさに徹底的にこだわったものだそうです。テレビの健康番組は、スポンサーの影響もあるだろうし、被験者の数が少なかったり、比較の方法それでいいの?と思ったこともあり、あまりあてにしておらず…。
本書のはじめにあるのが「睡眠」でして、睡眠ファーストを心がけている身としては非常に気になります。そして、そうだったのか…と思ったのが、「1.5時間周期のウソ」。睡眠時間を1.5時間周期で取るとよいと何度か聞いたことがありますが、間違いだそうで、しかもアメリカ人でこの話をする人はおらず、日本独自の神話であるようだとのこと。なんと…。
健康に良い食べ物は、昔から言われている通りだな~と思い、〇〇ダイエットみたいなものには今後も惑わされなくていいんだなと思いました。
一番参考になったのが、標準治療の話。「標準治療」と聞くと、誰でも受けられる普通の治療というイメージで、自費治療の方が高度な良い治療というイメージでした。しかし、標準治療とは、効果が徹底的に調べ抜かれている最善の治療なのだと知りました。
また、ワクチンの話もありまして、確かに効果よりも副反応の方が注目されている印象はあるなと思いました。私の周りでも「ワクチンうけても、かからないわけじゃないし…」というのをよく聞きますが、それはインフルエンザも同じだし、重症化を防ぐだけでも効果があると思うのですが…。保険に入ったからと言って、病気や事故に遭わないわけではないけれど、万が一、病気や事故に遭った時の金銭的な負担を抑えるのが保険で、それなりの掛け金を長年にわたり、みなさん払っているわけで。ワクチンも保険と同じように考えられるんじゃないかなと個人的には思っているのですが。


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