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本棚:『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』

本書はアメリカでの投資について書かれているため、具体的な投資アドバイスもアメリカ向けとなっていますが、基本的な考え方は日本にいる私たちにも参考になると思います。
お金を増やすというと、頭を使って難しいこと、複雑なことをやらなければいけないと思いがちですが、シンプルが一番なのだと思いました。一方で、英語をマスターしようと思ったら、英語の本を買ってくる、英会話教室に通う等々、勉強しますが、お金に関することになると、自分は絶対騙されない、とか、あまり勉強せずに自分を過信して、はじめは運よくうまくいっても、あとで痛い目に遭う…というのもよくあるパターンかもしれません。
本書にある重要なガイドラインの1つは「収入の範囲で消費する。借金はしない。」というもの。当たり前といえば当たり前なのですが、意外とできていないかもしれません。まだ社会人になったばかりの頃、会社の人に「いい借金とは、お金で時間を買うもの」と言われ、「なるほど~」と思いました。家はローンを組んで買うのが普通と思いますが、「そもそも持ち家は必要か?」と思うようになった今となっては、借金してまで買わなければいけない必要なモノなんて無いだろうなと。持ち家よりも会社に縛られない自由の方が価値のあるものだと思いますし。
本書を読んで、なにより、投資信託の銘柄は見直そうと思いました。


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