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24/3/17-24/3/21 新しい街に行っても元気でね

2024/3/17
「心は孤独な狩人」を読み終えて、わたしはこの小説がとても好きだと心から思ったがどのようによいかを言葉にすることは到底困難だった。ひとは他人のことを自分にとって都合の良いように見てしまうなと思う。安易な判断をすればこれは人生の10冊に入るのかもしれなかった。そのまま図書館に行って、「プレイバック」(レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳)を借りた。→こちらもおもしろい!
夜、アヒージョをフライパンでぐつぐつではなく、耐熱容器に入れてせいろで蒸す。それから昨日焼いたパンをひたして食べた。おいしい。ただしょっぱかったのでねむるまえ喉が枯渇状態となった。
来週ひさしぶりに再会する友人とお店の調整など。生活ぶりや地域が違う分、感覚のずれを感じたときにどう立ち回り感情と折り合いをつけるかが難しい。ぜったいうまいものを食べたい・一食たりとも無駄にしたくないわたしの食い意地がすごい。

2024/3/18
書いてある英文を読むのは得意な一方、いざ自分でしゃべろうとすると言葉が出てこなくて唖然とする。
この前大学のときの友だちに、教員免許更新する?と聞かれて、教員免許!?更新!?と恐れ慄いてそういえばそんな選択肢もあったのだったか、これから先その選択肢を行使することはあるのかしら。だから今日調べた、講習とか受けなきゃいけないらしい、どうするんだろう。
映画「ほつれる」を観た。居心地悪すぎて早く終われと思っているのに一秒たりとも見逃したくなかった。

2024/3/19
KALDIの店頭でコーヒーをいただくたび、我々は感染症の時代をある一定のライン乗り越えたのだなあと感慨深い、わたしは何一つ貢献していないが。強力粉がなくなりそうなので新しいやつを買う、グルテン多めのタイプにしてみる。泳ぎに行った。今日はすいすい泳げた、ここに通えるのも次で最後だ。4月からはどこで泳ごう、市民プールてきなやつか、というか運動できるといいな。
ここ数日は映画づいているので、ナッツを食べ茶を啜りながら今日は「ある男」を観た、ぐううと胸に迫るものがあった。「いいものつくるぞ」という気概を感じる作品だ。その人をその人たらしめているものは何か、という問いの受け取りだったように思う。登場人物が想像力に欠けた連中ばかりでほとほと嫌になった(役者さんはすごい)。いろんな解釈のできる作品が好きだと思う。

2024/3/20
自己啓発本である違国日記を読み返していて 'I witness you' のシーンがあまりに好きなので、どうやら元ネタかもらしい「MAD MAX」を観ることにした、まずは1作目から。暴力的な作品に精神が耐えられないので半分くらい立って観ていたし薄目で遠くから観ていた(…)。観終えたことに安堵して感想が出てこない。 この前Xで見かけた「復讐は何も生まないけど、きっちり復讐する人間だっていう評判は将来の被害から自分を守ってくれる」という言葉を反芻するなどした。お味噌汁をちゃんと作ったらおいしい。あと、エプソムソルトをお風呂に入れるとアチアチぽかぽか。

2024/3/21
ニキビがアレなので初めて薬を処方してもらう。皮膚つよつよニンゲンとして生きてきた(+病院嫌い)ので物心ついてからはじめて皮膚科に行ったかもしれない。強靭な免疫と皮膚のかわりに、精神と胃腸の偏差値は雑魚である、のに皮膚が陥落しそうである。

約束まで時間があったので、バーミヤンでしばらく「プレイバック」読む。マーロウがスマートでちゃらくてかっこいいし、女性たちもスマートに色気がある、つまりこれはスマートな話だ。わたしは村上春樹作品の女性がすきなのだけれど、似たものを感じてもっと春樹翻訳読もう!と思った。

夜、夫と、共通の友人のエヌさんと中華。よく食べよく話しよく笑った。なんだか手放しで楽しい夜。いつも味方でいてくれてありがたく思う。このくらいの距離感でいたい。もりもり食べてスタバでケーキも食べた、ケーキおいしい。帰りの電車やることなかった、またずっとmore than words聴いてる、飽きない。外野があまりにざわざわしていると日記が書けないのかしら、徐々にチューニングを合わせていって家の風呂でようやく落ち着く感じ。なるほどチューニングを合わせることを焦らないでいたいものだ。お腹痛い。

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