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【妊活】首の皮一枚つながった【不妊治療】
タイミングの日に体調を崩した旦那。(しかも2か月連続)
「ごめん。今日は体力的に無理。」
次の日に不妊治療の予約が入っているのに、タイミングがとれなかった。
んー…。どうしよう。
病院でタイミングを指示されているのに、「出来ませんでした」そう伝えるのは情けない。あれこれ最善策を考えてくれる担当の先生にも申し訳ない。
病院に行く時間が迫るほどに、気まずさが増えていく。
キャンセル可能なギリギリの時間まで行こうかどうか迷った。
どれだけ私が頑張っても、そういう行為がなければ妊娠することはない。
病院に行くのは無駄、という心の声が聞こえてくる。
(1か月通院してきたのにタイミングをとれなかったことで、気持ちがすごく落ちてしまい、午前休から1日年休にしようかさえ迷った。)
タイムリミットまで悩んだが、気持ちを振り絞って病院へ向かった。
待合室でも先生になんて伝えようか、頭の中でぐるぐる考えた。
診察室から私の名前が呼ばれる。
「タイミングだったんですけど、うまくできなくて…」
待合室での脳内会議も虚しく、上手く説明できなかった。が、そういう患者は他にもいるのかもしれない。先生は「大丈夫ですよ」と返してくれた。
そして診察をしていると、排卵が予定よりも遅れていることが判明した。
今月はタイミングを逃したと思って絶望していたけれど、まだチャンスはある。そう思うと、さっきまで頭の中で繰り返していたネガティブな思考が、すぅーっと消えていった。(単純)
再び待合室にいるときには、笑みがこぼれそうだった。
首の皮一枚でつながっている。今度こそ、チャンスは逃がさない。
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