誕生1(長女の場合)

「はい!出るよ~!」

2007年8月3日(金)22時31分、 産声を上げたのは、2985gの元気な……

女子!?

生まれる前に、あれだけ 「エコーでチ×コ見えた!」と言いふらしてたのに。。。

とまあ、それはご愛嬌としても。

入院から分娩まで5時間半の超スピード安産。 もつお(仮)はとっても親孝行だった。

******

その日の未明、予定日から3日遅れて陣痛がスタート。

gorioは夜中じゅう、陣痛が来るたびに 「きた~♪」と、嬉々としてメモを取る。あ~あ、その後の苦行も知らないで・・・

どうやらほぼ10分間隔ということで、 朝病院に電話すると、「来て下さい」と。

2時間ほど待たされて診察。

このとき診た医師、後ほど分娩室でも会うのだが、 このときの内診では内心、「あらー、喜んで来ちゃってるけど、こりゃ明日以降だね」 と思っておったらしい(子宮口が全然開いていなかった)。

だから詳しいことはまったく語らず、 「いちおうモニターとろうか」とだけ形式的に言われる。

陣痛室が満員ということで、分娩室で計器をつけられる。 いきなり本番の雰囲気を味あわされるgorio。 萎縮したのか、計測してみると数値は実におだやかーなもの。

gorio曰く、「さっきまでホントに痛かったんだって!」

もつお、俺に似て人見知りか?

がっくりと肩を落とす夫婦に 「家、近いの?しっかり痛くなったらこよーね♪」と諭す助産師。

くそー、「家遠い」と言えば入院させてくれるのか。 ベッドが足りてないのがあからさまにわかるぞ。

******

意気消沈のまま家に戻ると、

gorioがすぐさま「痛い」とのたまう。

またまたあ。いくら悔しいからってさあ。。 え?立てないほどなの? なんで?さっきのモニターから1時間も経ってないよ?

gorio、苦しみながら再び病院に電話。

対応に出た助産師さんはさぞかし 「またgorioさん?ホントに痛いの?」と思ったろう。 なぜか、「おフロ入った?まだなら入っちゃいなさい!」 と指示されたらしい。あんたはオカンか!

フロに入ると痛みが和らぐらしいのだが、 それでもかなり苦しいらしく、湯船でじっと耐えるgorio。

ん?なんかブツブツ言ってる?どうした?ヤバいのか?

焦って風呂場を覗くと・・・

「♪おんまはみんなパッパカ走る、 パッパカ走る、パッパカ走る・・・」

なんじゃそりゃ?

どうやら歌って気を紛らわしていたらしい。 しかしその選曲って・・・

そんなこんなで、フロ上がりで茹で上がったgorioを 車に乗せて、再び病院へゴー!

はてさて、どうなることやら・・・

(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?