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子どもは秘密が大好き!〜校長先生に絶対バレてはいけません!〜

「二人だけの秘密」は特別感があります。とっておきのときに使うと親子での印象的な出来事になります。おすすめです!

この記事を音声化しました。内容を少々膨らませて収録しております ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

美味しい海鮮丼を食べて幸せな気分より、、、

子どもって、「秘密」が大好き。

小学生に授業で

ここぞという時に

このワードを使う。

子どもが学校ではやってはいけないと思っているものをする時。

『え!先生、そんなこと学校でやっていいんですか?』

って感じのとき。

例えば、学校脱出作戦。

学校の隣にある大学のキャンパスに

ピクニックに行くっていうだけ。

もちろんちょっとした「おやつ」を持って。

『え!先生、イイんですか?』

って聞こえそうだよね、子供からもお母さんからも。

子供ってさ、とっても真面目なの。

かわいいよ。

この質問に対する答えは

「ダメではありません。」

もちろんイイとは言わない。

どっかの政治家さんが言いそうなセリフ。

「え?行きたくないですか?」

『行きたいです(今年1番のはっきり元気な返事)』

「そんな大きな声出すと、バレるでしょ。

 やり直し、小さな声で!

 やってもいいかなっていう人(小さな声)」

『・・・(天井に突き刺さるようなに黙って手をあげる子供達)』

「では決まりですね。質問がある人?」

『お菓子はいくら分持ってき(かなり興奮している声)』

「ストップ。先生は何を言いたいと思いますか?」

『小さな声で(周りの子がボソッと言う)』

「○ちゃん、かしこい。はい、やり直し」

『お菓子はいくら分持ってきていいんですか(アリさんの声)』

「できればおうちにあるものがいいです。」

ってい〜っぱい質問が出る。

そして私はさらに盛り上げるための演出をする。

「もっとも大事な話をします。

 姿勢を正して(子供たちが真剣な表情になる)

 学校脱出作戦のことは、おうちの人や兄弟、友達にも

 話したらいけませんよ。
 
 もしかしたら次からできなくなっちゃうかもしれないから。

 ましてや、校長先生にバレてはなりません。

 先生の給料が減るからね。

 そしたら、日曜日に楽しみにしている牛丼が

 食べられなくなっちゃうかもしれない。

 先生のためにもバレてはいけません。

 頼んだよ。」

これは演出です。

自分を守るためではありません。

こういうイベントは何かクラス全体で

大きな目標を達成した時に行うパーティー。

頑張った後に楽しいことがあった方が次への挑戦の意欲も湧く。

言わばご褒美だよね。

僕も大きな仕事の発表が終わったら、盛大に飲みに行く。

大事だよね。

もちろん、大盛り上がりのイベントになった。

学校から脱出する直前の教室での指示。

「今から脱出します。

 忍者のように音を立てず、風のように

 シレーっと出ていきます。」

みんな上手だよ〜

あなたにも見せたかったな〜

このイベントした子供たちと会うと

このイベントの話が出る。

「学校脱出したよね」

って。

子供の記憶に強烈に残っていると言う証拠でもあるよね。

とにかく

子供は「二人だけの秘密」って大好き。

我が家でもたまに使うよ。

兄弟別々にね。

「お母さんと次男には内緒だよ。」

「お母さんとお兄ちゃんには内緒だよ」

ってね。

大きなアイスクリーム食べるだけだけどね。

「ここぞ」っと言うときに使っているよ。

ぜひ試してみて。

PS

もちろん校長先生の許可は取っています。

正確にいうと、ちゃんと伝えてません。

校長先生、すみません。

学校脱出作戦の時は、

「理科の自然観察をしてきます。」

って許可をとった。

もちろん観察したよ。

一瞬ね、一瞬。

「歩きながら、道端の草花をみよう!」

ってね。

PS2

この話は15年前の話です。

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