映画館よ、もう時間泥棒はやめて:観客満足度を下げる罪の重さ
45才公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。
2023年に潰瘍性大腸炎という病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。
今は無職・無収入です。
そんな人生を詰みかかっているおじさんが映画館で納得できないことを語っていきたいと思います。
映画館よ、上映前のCM・予告をやめろ~no more 時間泥棒
言いたいことはシンプルで「上映前の予告(CM)をやめろ」です。
みんな思っていることなので「上映前の予告・CMをやめろ」なんてわざわざ記事にする必要はないのですが、疑問に思うことがあるのです。
「映画館って少しでも多くの人に映画館に来てほしくないの?」という単純な疑問です。
「no more 映画泥棒」の広告が上映前に流れていますが、お客さんが心の中で「早く終われよバカ、no more 時間泥棒だろ」と思うのがテッパンです。
「こっちは金払っているんだよ。とっとと始めろ」
とは言え映画館の都合もあるでしょう。
一概に「全部クソ」と言っては単なる悪口。
よって広告(CM)と予告にわけて考えてみます。
広告は「雑誌と同じ」と考えれば納得できるかも
映画館では上映前に広告(CM)が流れています。
私の印象だと地元密着系が多いように感じます。
たとえば地元の「自動車教習所」とか。
こういう映画館のCMは雑誌の広告と同じような気がします。
最近、雑誌は売れなくて休刊という名の廃刊が相次いでいます。
だから「雑誌を手に取る」なんてことはめっきり減りました。
雑誌ってやたら広告が入っていましたよね。
広告収入があるわけです。
「雑誌の販売+広告収入」で利益を得ている。
もし広告収入なしで利益を上げようとしたら雑誌の販売価格を値上げしないといけない。
雑誌の価格が今の値段で済んでいるのは広告収入があるから。
映画も同じ構造なのでしょうか?
映画館も「チケットの販売+広告収入」で利益を得ている。
もし広告収入がないとチケットの販売価格が上がってしまう。
地元の教習所が広告費を払ってくれているから、チケット代が2000円くらいで済んでいる。
広告がなかったら2500円になってしまう。
こういう可能性もあるのかなぁ、と。
だったらまだ<不本意ながらも>納得するかなぁ。
映画の予告はどう考えても納得できない
では映画の予告はどうでしょうか?
2000円近くお金を払ってなんで、お金を払った側が映画の予告を見せられるんだよ?
まったく理屈が分かりません。
困ったことに観たくないようなものまで見せられるリスクがあります。
たとえば「血が出るのはイヤ」「痛いのはイヤ」という人がいても、そんなのお構いなしに予告映画として流れます。
何がイヤなのかは人によってバラバラです。
犬にかまれたことがある人は「どんな犬もイヤ」という可能性があります。
「どんなかわいい犬もイヤだ」という人だっているかもしれません。
そんな人が映画の予告編で犬を見せられたら気分が悪くなります。
映画本編ならまだ納得できます。
映画のあらすじや表現に必要だからです。
しかし「なんで別の映画の予告で不快なものを見せられなきゃいけないんだ」という話です。
もっと言えば「なんで別の映画の予告で不快なものを見せられるリスクをこっちが取らないといけないんだ」という話です。
映画館は「お前ら、2000円を払って気分を悪くするリスクを取れ」っていうビジネス
交通費などを含めれば、2000円以上出費してますよ、お客さんは。
それで上映前に「広告は見ろ」「映画の予告を見ろ」。
挙句の果ては「映画の予告で嫌なシーンを見せるかもしれない。でもそんなの知らない」と言っている。
どんなビジネスなんだよ。
映画産業には映画産業の都合があるのかもしれません。
しかしそれはお客さんには関係ない話。
たとえばラーメン屋さんに行って「明らかにスープに合ってないのにネギが入っていた」らどうですか?
ラーメン屋さんに「味が変なのは分かってます。取引先との関係でこのネギを入れないといけないんです」と説明されたら映画関係者は納得しますか?
「知るかよ、そんなこと」でしょう。
気分が悪い。
映画館のやっていることは同じでしょう。
映画館が「お客さんが不快なのは分かっています。昔からの慣習で映画予告を入れないといけないんですよ」と説明されたら納得しますか?
納得しませんよね、ということです。
「知るかよ、そんなこと」
気分が悪いだけ。
映画って気分が良くなるために観るんでしょ?
おもしろい、感動するなどなど。
気分を悪くさせる(かもしれない)なんて正反対ですよね。
せめて映画の予告だけはやめてほしい
ということで「上映前に映画の予告を流すのをやめてもらえませんか?」という話。
広告(CM)は仕方ないとしても、映画の予告はやめてもらえませんか?
2024年、googleでは検索結果に基づき個人に合った広告が出てきます。
またオススメも個人に合ったものが出てきます。
しかし映画の予告が観客たちのニーズに合っているのかも怪しいです。
以前、映画館の予告で「クレヨンしんちゃん」が流れていました。
「なんで?」が実感。
私は40代半ば独身です。
子供もいないのでまず観ないでしょう。
いや、観た人もいたらしいですが・・・ネットで検索したら「就職氷河期世代の男性たちの怒りを買いまくった」という笑えない状況です。
なに???、俺にケンカ売ってるの???
googleの方が100倍マッチした広告を流せる時代に「映画館で映画の予告編を流す」のはあまり広告の意味がないと思います。
むしろ「潜在的なお客さんを逃す」という大きなマイナスがあるように思います。
記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
現在、私は潰瘍性大腸炎という難病のため無職・無収入です。
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