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be動詞と進行形&受動態

How’s it going?
日本生まれ日本育ちな国産バイリンガル、テロテこと魚住アリナです。

前回の文法コラムでは、英語の「〜詞」をざっくりとご紹介しました。
https://note.com/arina_telote/n/n8005e8baeca1
今回はそれを踏まえ!過去の皆さんが丸暗記していた&現役中学生がぶつかりがちな文法事項を、元塾講師の視点から、そしてバイリンガルの視点から分解していこうと思います!!これをご紹介したいがために文法コラムを立ち上げました。
英語が苦手だった、もう忘れてる、という方にも読んでいただけるように、例文に使われる単語は基本的に中学校で学ぶものをチョイスしていますので、ぜひ気軽にお楽しみください!

be動詞と一般動詞

英語には動詞が2種類あります。

be動詞:am,is,areなど
一般動詞:study,run,playなど

be動詞は前回ご紹介した通り、「=」の役割を持っています。
I am a student. 「私は学生です」(私=学生)
そして、一般動詞とは一緒には使えません。これは学校での授業できっちり学ぶ点だと思います。

◎ I am a student.
◎ I study English.
× I am study English.

さて、ここまでは「そういうものなのか」とクリアできたとして。
次にご紹介する内容でつまずいてしまう人が多いのではないでしょうか。

進行形「〜している」:be動詞+一般動詞のing

なんと!一緒に使ってはいけない二つが何故か合体してしまいます。

× I am study English.
◎ I am studying English. 「私は英語を勉強している」

ダメだったはずなのにどうして?と戸惑ってしまいますね。
これは「一般動詞のing形」という部分がポイントです。そう、ingがつくとこいつはもう「一般動詞」ではないんです!

一般動詞のing形「〜している」=現在分詞

前回も軽くご紹介していますが、この“「〜している」を表す一般動詞のing形”というのは、「現在分詞」という「状態」を表すものです。tall とかbigとかの形容詞と同じ扱い方になるんですね。(進行形は多くは中学校1年生で学びますが、その段階で「現在分詞」という単語を出して形容詞と比較して使い方を説明する…ということはほぼないかなと思います。)

◎ I am tall. 「私は背が高い」(私=背が高い)
◎ I am studying English.「私は英語を勉強している」
(私=英語を勉強している状態)

こうして並べてみると、なぜbe動詞と元一般動詞が一緒にいても大丈夫なのか、納得できますね。
同じ原理が働いているのが、

受動態「〜される」:be動詞+過去分詞

という文法になります。この過去分詞(studiedなど過去形と同じ形か、see-saw-seenといった形で覚えた3番目です)も、先ほどの現在分詞と同じように、「状態」を表す言葉です。「〜される状態」ということですね。

◎ English is studied all over the world. 「英語は世界中で学ばれる」
(英語=学ばれる状態)

いかがでしたか?
なんとなく丸暗記していた文法事項も、分解していくと納得できる構造になっているんですね。

次回もまた、皆さんの多くが丸暗記してらっしゃるであろう文法事項を解体していきたいと思います!お楽しみに!
Thank you for Reading! See you next time!

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