人間が適応できる時代に生まれたか

 情報を浴びるのは嫌いだけど、何かを発信しないと気がすまない質の人間だ。脳のシェイプアップと称して、人に何かを訴えかけようとしている。逆に余計な情報をもたらす行為にほかならないのだが、ただ書き連ねるのも退屈だ。

 高校卒業してからスローライフ的な生活を送っている。僕は甘えたがりなので、就職してすぐにやめてしまった。しばらくニート生活を送り、今やっているバイトは今年で四年目だ。学校以外のことで、こんなに続いたことは生活習慣以外には小説執筆ぐらいだ。

 生きづらいのは体が弱いからか、心が弱いからか。麻酔を打った歯の治療も耐えられないし、自分が好きな作品の批評も見るに堪えない。

 孤独が必要だ。
 最低限の社会的営みをしつつ、独りで生きていくだけの世界を作らないといけない。寂しいか。いいえ、本当の寂しさを作り出すほうがきっと有意義だと感じる。

 時折、人間的本能に根付く寂しさがやってくるだろう。僕は防御力がゼロなので、回避力であらゆる攻撃をかいくぐりたいと思う。

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