7月27日(土) 17:45-18:20
30分ぐらいで回れるこぢんまりとした展示会。
最初に展覧会の概要を紹介する。
展示コンセプトは以下の通り。
場所は新宿駅と大久保駅の中間に位置するWHITE HOUSEという古民家。普段はカフェやバーとして使われている様子。
会場はそこまで広くなかった。最初に入り口付近で入場料500円を支払い、キャプションが書かれているパンフレットをもらった。これを見ながら作品を鑑賞してほしいのだろう。だが雨が降ってきたためちょっと走ってきた私はそれどころではなかった。雨と汗という洪水に襲われながらもハンカチで彼らを堰き止める。さらに写真を撮りながらの鑑賞であったため、個人的にはリーフレットを見ながらの鑑賞は大変だった。正直、壁にキャプションを設置してほしかった…。という戯言を心の中でぐちぐち言いながら、いざ鑑賞。
最初は、【ミジンコを真似て泳いでみる/ Try swimming like a"Mijinnko"】という作品。
実験を映像作品で紹介している。ミジンコの動きを人で再現したらどうなるか、この手法は自分ごとにできるなと感じた。スケールを考えさせる作品。最近、アリもオリンピック短距離選手と同じ速さで動いているということを本を読んで知った。ただ動きのみならず、その環境も再現しているのは説得力が増す。
このように粘性の高い液体の中で泳いだらしい。
1階中央には、実験ノートが作品と共に紹介されている。
実験ノートを開いたら、ファミリーマートのレシート笑。
よく見たら、むにょむにょ…と何かが動いていた。じぃ〜っと眺めていたら芋虫だと気づいた。一瞬でこの作品の趣旨を悟った。蚕だ。蚕の吐く糸で作る服。人はなぜ芋虫を不気味、気持ち悪いと思うのだろう?
フライドチキンの魂を所在を探し求めているマッドサイエンティスト感。
相反する”フライドチキン”と”実験”を組み合わせたシュールな作品。
実験の過程を余すところなく見せてくれるのが良い。さらにいかにも研究中であるかのように雑多な机の感じが素敵。フライドチキンの模型が置かれている…!!
よく見るとミッケみたいにいろんなものが並べられている。トマト…??
ミツバチの巣でできた照明と説明用資料。
空間設計が独創的。おそらく既存の施設だと思うけど天井にトイレ…そんな環境下、バスタブに金魚たちを泳がせる。便器内じゃなくて良かった。
金魚の掛け合わせ。時間のかかるプロジェクトだけど研究的で好き。近親交配じゃないか心配になる。もしそうだと闇を感じる。