買えないので五大シャトーについて調べたよ。(ワインを飲む。10)

たぶんもうそんなこと覚えているひとは誰もいないと思うのですが、このワインnoteは「図解 ワイン一年生」という本に出てきた種類のワインを大体全部飲んでみる
というコンセプトで飲んだり書いたりしていて、しかし文中にあった「五大シャトー」のワインを全部買う!という財力もしくは気合いが私には足らないので、今回は五大シャトーについて調べて書く、ということでお茶を濁したいと思います。

◎五大シャトーとは
フランス ボルドー地方のメドック地区で、1855年、パリ万国博覧会が開かれる時に観光客用のワインガイドとして格付けが一級から五級までなされた。五大シャトーはその第一級のワインで、世界中で数あるワインの中でも知名度の頂点を極めているワイン。(ただし1855年以来、ランキングの見直しは一度しかなされていない)具体的には下記の5つ。

【シャトー・ラトゥール】
1331年からその名前が古文書に登場するという。1331年って日本だと鎌倉時代だよ…。
卸業者のネット通販のページを見てみるとワインの種類によって値段は1万円代から10万円ぐらいまで幅があるよう。


【シャトー・ラフィット・ロートシルト】
「ラフィットという名が歴史に登場するのは、 1234年、ポイヤック北部のヴェルトゥイユ修道院長を務めていたゴンボード・ド・ラフィットからですが、中世の領地名として使用されるようになるのは14世紀になってから」
HPより。どこも歴史あるんだね…。
ロートシルトはROTHSCHILDと書くんだけど、日本語ページだと「ロスチャイルド」と読むページもある。
エノテカのHPを見ると、8万円から18万円まで幅があった。

【シャトー・マルゴー】
公式HPの「最新ニュース」がブログっぽい様相で、なんとなく親しみを覚える…。
http://www.chateau-margaux.com/jp/
あと、初めて知った事件でしたが1979年三菱銀行人質事件で犯人が警察に要求したのがステーキとこのシャトー・マルゴーのワインだったらしい…。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E9%8A%80%E8%A1%8C%E4%BA%BA%E8%B3%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E9.96.A2.E9.80.A3.E6.9B.B8.E7.B1.8D
すごい事件だ…。
エノテカのページを見るとヴィンテージによって値段は8万円から36万円まで

【シャトー・ムートン・ロートシルト】
『ロートシルト』がシャトー・ラフィット・ロートシルトと被っているのは偶然ではなく、どちらもロートシルト家が所有しているシャトーだから、ということらしい。
そしてこのシャトー・ムートン・ロートシルトは、1855年の格付け時点では実は2級だったそうなのですが、後年それを覆し1級になったそうで、1855年時点の格付けを覆して1級になったのはこのシャトーだけなんだそうな。
エノテカのHPでは6万から12万まで価格に幅があった。

【シャトー・オー・ブリオン】
五大シャトーのなかで唯一グラーヴ地区から選ばれたシャトーだそう。辛口白ワインも生産している。ブドウの生産自体はローマ時代から行われていた地域で、シャトーの建設は1549年にはじまったとのこと。
エノテカだと6万円から17万5000円の幅の価格だった。

下限はともかくとして、上限はヴィンテージ次第で天井がないかんじなんだろうな…。

セカンドライン、サードラインを出してるシャトーのワインだと、1万円代から飲めるっていうのは意外だったけど、それでもこのラインナップの中だから安くかんじるだけで、冷静になってみれば十分高いよな…。

あとやっぱ高級ワインはシリアルコード付けて、公式HPでその番号を打ち込むと真贋判定ができる、というのもさすが高級ワイン…それだけ贋物が出回ってるってことだね。


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