ファイルの中からテキストを抽出しなければならない。それらは画像ファイルを含む。

 顧客とTELでのやり取りを行った際、製品の解説やスペック表の提出方法について話が及んだ。

「提出のフォーマットって何か決まってますか?」
「いえ、特に決まってはないですよ。よくある形式なら大丈夫です!」

口頭だったので今となっては記憶もあいまいだが、おおよそこんなやり取りだったと思う。
これまでの提出がグーグルのスプレッドシートだったので、それに準じた形式だろうと思った…まぁ思い込んだのが失敗だった。

 後日、メールが届いたのだが、大容量ファイル転送サービスのアドレスと「ここからダウンロードお願いします」のメッセージ。
おおぅ、そんなに入力する製品あるのですか?あっ、製品画像も一緒に提出してもらえたのかなこれ?!

 PCに落としてファイルを開くと、見事にファイル名が文字化けしててさぁ大変。これは再度提出してもらわないとダメかな?と思いつつ、ファイルをクリックしたらイラレで開けてしまってまた大変。見える範囲では説明文やレイアウトが壊れているわけではないので、とりあえずデータは拾えそうで一安心しました。さー入力するぞー!

…そう、製品の解説やスペック一覧をイラレ形式で提出されてしまったのです。

 さすがに斜め上でした。最初は製品画像が張り付けてあるからだろうと思っていたのですが、ファイル内に画像は皆無。ファイルが破損した影響で画像だけ飛んだのでもなければ(崩れていないレイアウト的に画像の入る余地はないんですけどね!)、なかなかロックな提出手段だと判断します、わたし。

 まま、当事者が慣れたツールで作る方が、使い慣れないそれで作業するより格段にやり易い(ただし早いとは限らない)ですし、「.ai」もある意味よくある形式です。私も「エクセルだと助かります」とまでは言いませんでした。でもデザイン系の会社でもないところから、こういう形でデータを提出されるとは……ここは紙で郵送されないだけマシだったと思うことで乗りきしました、ええ!

 とは言え、幸いなことに解説分もデータもコピペでカスタム投稿に貼り付けできるので、ぺそぺそと作業です。
入力を進めていく中で製品ごとの独自項目が結構ありまして、これは先に確認してからカスタム投稿の項目と対応するページの表示部分も増設した上で入力作業に集中できるかな?…と思うのが普通ですよね?
………なんですが、開くのにちょっと時間のかかる環境ですと、20個もあるイラレファイルを開いて確認するだけでも素敵なストレスでして、つまり結果から言いますと都度の増設作業でペソペソ入力を継続しました。これがエクセルの一覧でしたら先に確認/増設したんですけどね………身から出た錆です。

 かくして他の業務の合間を縫って入力作業オワリ!
データの提出形式についてはこちらと先方の確認とすり合わせ大事!…そう感じた案件でした

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