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46.DVについて考える

 DVから命からがら逃げてきて・・・という方にとって、そんな相手と大切な子どもを会わせるということは、とても怖いと思うし、子どもにまで危害が及ぶかもしれないと心配する気持ちはもっともだと思います。

 DVというと殴られたり、蹴られたりといったイメージが強いですが、色々なDVがあるみたいです。DVについて考えてみたことを書きたいと思います。

 相手を「暴力」で支配する。「言葉」で支配する。「実力行使」で支配する。
それをDVだとするならば、相手にとって大切な存在である「子ども」を取り上げて、相手を思い通りにしようとすると言う行為も「DV」に値するのではないかということです。

 「子どもの為」ではなく、自分の為に「お金が欲しいから」とか「嫌がらせのため」とか「有責だけど親権が欲しくて」とかそういう理由で嘘をついて子どもを連れ去って引き離すというのは、あってはならないことだと思います。

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 これは埼玉県警が昔配っていたリーフレットだそうですが、DVの一例として「子どもを取り上げる」と、「子どもに対して、被害者が悪いと思わせる」(まさに片親疎外の状態)が書いてあります。今の日本の法律では、「子ども」を連れて命からがら逃げてきた場合はいいかもしれないけれど、逆に子どもを人質に取られてしまった場合、一生支配され続ける地獄絵図が目に浮かびます。

 DVを受けて、さらに親権・監護権を失う。

 これってとても怖いパターンではないだろうか・・・と思うのです。

※DVは男性から女性だけではなくて、女性から男性のDVも存在すると思います。

 昔、勉強会に出席させていただいた時に「DV親も親は親」という話を聞いて、目から鱗だったことを思い出しました。海外の例として、安全性をしっかりと確保した施設でちゃんと親子の交流を行っていることもその時に知りました。

 日本では、DVなんてしてないお父さん、お母さんでも、裁判所から「間接交流」と言って別居親が手紙やプレゼントを送るのみ。写真を送るのみ。といって、直接会うことが認められないケースが多々あります・・・。手紙も読んでくれているかすらわからないんです。

 なんで会えないんだろう。

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