63.都会の家裁と田舎の家裁
私が申し立てをした監護者指定と子の引き渡しの審判は田舎の家裁で審議されていました。親子関係の調査のため、母と子の面会交流を行いましょうとなったばかりだったのに・・・
「刑事告訴をされたり、テレビの取材に応じたり、葛藤を高めるようなことをされたので今後の面会はできません。」という相手から面会交流調停を申し立てられてしまいました。(面会交流調停は、「会いたいです!」という調停だけではなく、面会を減らしましょうとか無くしましょうということも話し合えるのだそうです。)相手から申し立てられた調停は都会の家庭裁判所で行われました。
都会の家裁の人たちが言うことと、田舎の家裁では言うことが180度違うので、驚きました。
田舎の家裁では「テレビ取材に応じたことや刑事告訴をしたことと、母と子の面会実施は無関係であり、面会交流は引き続き継続するように」ということを言ってもらえたのに対し、都会の家裁では「あなたは子どもの父親を犯罪者にしようとした。面会が出来なくなってもしかたない。」と言われました。
(ちょうど調査官調査の一環で面会交流がはじまったところで週に一回会えることになっていたのですが)都会の調停員には「週に一回はあまりにも多すぎます。普通は多くても月に一回程度です。子どもにとって負担だということが理解できませんか?子どものことを想うなら、会う頻度を減らしましょう。」と子どものたちに会うことなく、意見を聞くこともせずに、それが一般的に正しいことであるかのように諭されました。無理矢理連れ去られる前は毎日ずっと一緒にいたのに。
「子どもが会いたいと思えば大人になってからでも会いに来る。母親ならあなたが我慢するべき。あなたのわがままを通す場ではない。子どものことを第一に考えましょう。」などと言われました。
調停員からの言葉はどれも、剛速でなげられたナイフが次から次へと心臓に命中してくるように心に突き刺さりましたが、一番致命的に傷ついたのは、「あなたは子どもに会えなくて寂しかったり、辛かったりするかもしれないけど、子どもは案外あなたがいなくても元気に過ごしているものですよ。だから週に一回も会わなくていいんです。」という言葉です。
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