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【読書メモ】先送り0 | 「タスク管理」「時間管理」は終焉を迎えつつある

はじめに

おつかれさまです。

タスクシュート認定トレーナーであり、「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとです。

いよいよ明日2/24にタスクシュート協会理事のjMatsuzakiさんと佐々木正悟さん共著の書籍『先送り0』が発売されます!!

きましたね!!

大変ありがたいことに事前に献本いただいたので、ネタバレなしの感想です。

発売前なので、内容に触れることなく大きく2つの特徴を紹介したいと思います。

情報

○著者:jMatsuzaki、佐々木正悟
○読了日:2024.02.19

これまでのタスク管理、時間管理とは全く異なるスタートライン

わたしはタスク管理系、時間管理系の話が大好きで社会人になって片っ端から読み漁った。

この手の本は毎年何冊も何冊も書店に並ぶ。

書籍のタイトルやメソッドは、その時期の出版業界でブームになっているキーワードがつけられてるんだろうなって印象が強く、「超」だの「神」だの「シン」だの「大全」だの、それはもう色々なメソッドがある(その点、本書も『先送り0』っていう最近のビジネス書に多い、短くバシッとしたタイトルだなっていう印象)。

でも、名前は違えどその骨子となっているやり方はだいたい同じ。

それは「タスクをすべて洗い出して、整理して、優先度をつけて実行していく」だ。

つまり、デビッド・アレン氏が考案したGTD(Getting Things Done)的なアプローチがほとんどだ。

あとは「自分との約束」と称してカレンダーにあらかじめ時間をブロックするってやり方も人気。

そして、そのイントロで使われるメッセージはこう。

「現代において時間はない」
「貴重な資源だ」
「だから効率よく使おう。スキマ時間も有効活用しよう」

という流れだ。一見自然で合理的流れに聞こえる。

聞こえるが、この流れで本当に効果的が出るなら毎年書店でタスク管理系、時間管理系のビジネス書タイトルの大喜利は開かれないだろう。

そんな中、本書はこれまでとは全く異なるスタンスを取っている。

言ってしまえば「逆張り」の時間術だ。

すなわち
「タスクは整理しなくていい」。そして、「時間はある」。
この真逆のメッセージから本書は始まる。

ここが新しい。まさにパラダイム・シフト。


このアプローチがなぜ有効なのか?という発売前なのでぜひ本書を読んでほしい。

今時点ではっきりと言えることは、わたしと同じようにこれまでタスク管理系、時間管理系の本を読み漁ってきて、そしてうまくいかなかった人ほど本書を手にとってほしいと思う。

おそらく、これ系の本を買うのは本書で最後にできるはず。

TIPS集じゃなくてチュートリアル

本書のもう一つの特徴は、圧倒的に実用的であること。

この手の本によくあるのが、「タスク管理のための50のコツ」みたいな感じで50個のTIPSがまとまってる形式。

この形式は、自分に合いそうなトピックから気軽に試せるので使いやすい。

一方で、ひとつひとつのTIPS自体の掘り下げはどうしても浅くなってしまう。

逆に理論や概念の説明ばかりに留まってしまっている本もある。

この場合「確かにコレをできたらすごい」「エビデンスに基づいてるのはわかる」と思うが、具体的な実践方法がイメージが湧かない。

本書はどちらとも違う。概念的な説明にも触れつつ、徹底して実用的に書かれてる。

本書は「先送りをなくす」ためのマニュアルであり、チュートリアルなのだ。

最初から読んで本書の内容通りに実践してみれば、先送りをなくすという体験は誰でも必ずできる。

もちろん本書の核心となるタスクシュートというメソッドについてもゴリゴリ出てくるが、読者はタスクシュートについて知識ゼロでもまったく構わないような構成になっている。

手を動かしながら、実践しながらとタスクシュートについても自然と理解できていける、そんな本になっている。

予約特典まで2/23まで

繰り返しになるが、タスク管理系、時間管理系を多く読んできた人ほど是非本書を手にとってほしい。そしてまったく新しい時間術、もっと言えば時間の捉え方を体験してほしい。

わたしは大げさではなく、この本書を以って個人レベルの「タスク管理」「時間管理」という概念は終焉を迎えると本気で思っている。それくらいインパクトがある。

本書には予約特典が満載で、その予約特典が実は今日2/23まで。まだ間に合うのでどうせ買って読むのであれば、ぜひ予約して得をしていただけるといいと思う。


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