見出し画像

アトナンカ

密接にかかわることのない時代にその奇妙な距離感を切り出してみたいと思ったりする。その中で生きて少しづつ疲弊していく僕たち。今こそ本当に自分の中を覗いて対話しなきゃいけない。と、思ったりもする

人間それぞれの内側はとても劇的なのだろうと思う。表に出さないことで築かれ、限定的な、自分にだけ伝わる音にならない言葉の世界。

人間の中には言葉が流れている。言葉と現実のものごとが結び付けられていき、現実を言葉にしてその人間の内側に取り込む。でも言葉にしない感覚の世界(人々が大人になるにつれて必要と思わなくなっていった根源的な世界)が緩やかに、着実に心に出来上がる。でももうそれ自体を言葉の世界に引っ張り出そうとする人間は減ってきたのではないか。

アトナンカ。それはある意味での眼

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?