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私はできる、あなたはできない

 自分を認めてほしいという気持ちはときにすれ違う。自分を認めてほしいというメッセージを発したとき、相手はそれに対して何も感じないかもしれないし、その圧迫感から反応することを避けて距離を置くかもしれない。

 「私はできる」っていうメッセージを発しているようにみえることに対して、「あなたはできない」と言われているような気がしてしまっていたんだなと気づいた。「私はできる」ってメッセージを本当に発しているかどうかはわからないし、たぶん発していても「あなたはできない」はそこにくっついていないと思う。でも、「私はできる」というメッセージは、時として相手を認めていないと思わせることにつながる。

 最近、自分を認めてほしいということよりも、もっともっと自分を認めることの方が大切だし、そして難しいことだと思うようになった。でも「できる」自分も「できない」自分も認めることができたとき、大事にできるようになったとき、自分を認めてほしいという気持ちは少なくなっていくような気もする。誰かに「私はできる」というメッセージを発せられたときの受け止め方が変わるような気がする。

 できてないことだって、そんな自分を認めることが「できる」ことができるようになりたい。できたりできなかったりだけど、そんな自分も大事にしたい。

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