息子がまだ幼かった頃は、よく寝る前に自作の物語を聴かせた。即興で創るその晩限りの冒険劇。感情たっぷりに読んでしまうし、話を面白くしようと展開させるため、寝付きの悪い息子はますます眠らなくなった。
小児科医からは「なかなか眠らないのは、お母さんの話が面白過ぎるからでしょう。それはだめです。単調な話にしたり、繰り返しのフレーズを入れてみたり、とにかく楽しい話を目指さないように!」とアドバイスされたこともあった。
もともと絵本の読み聞かせと言えば、大人が子どもに絵本を読んであげる姿をイメージする。
お父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、幼稚園や保育園の先生・・・が、子どもたちへ絵や言葉の世界観を伝える、心温まるひととき。
我が家ではいつの間にか、息子も本や科学雑誌、絵本などを読んでくれるようになった。
昨夜は息子のお気に入り『Dr.インクの星空キネマ『Zip&Candy -ロボットたちのクリスマス-』『オルゴールワールド』
西野亮廣さんの絵本は、文章が長く児童文学のイメージに近く、読みごたえあり。
緻密に描かれた絵の世界を楽しみながら物語に聴き入る幸せなひととき。(が、しかし途中うっかり居眠り(*^_^*)
いつか息子は我が子にも読んであげるんだろうなぁと、遠い未来を想像しては思わず微笑んでしまう。
さて私も、算数の授業中でさえこっそり絵本を読んだりするほどの本好き。十八番はレオ・レオニの『コーネリアス』
レオ・レオニは、私が子どもたちに伝えたいメッセージの数々を、素敵な絵や物語を通してやさしく描いてくれている。まさに説教よりも絵本☆敬愛している絵本作家のひとりだ。
次なる読み聞かせ本としてスタンバイしているのは西野さんの本の中でも、珍しく色彩豊かで文章もリズミカルで短めの『ほんやのポンチョ』
大好きな映画『素晴らしき哉人生』にも通ずるメッセージが沁みる逸品だ。
さぁ、私も2社目の出版社からお声をかけていただいた。子どもたちに末永く愛される絵本の完成をイメージしながら、どんどん作品を生み出していきたい。
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