R.K 様の「ありがとう」（40代・女性）

娘へ「ありがとう」です。

１８年間、母子家庭でした。

一人娘は私が出張で帰りが夜中になっても小学校低学年の時から1人で私の帰りを待ってくれていました。時間さえあれば会話を大切にしてきました。娘を育てる為、仕事中心の生活を送り続け娘は成長し競争率の高い短大に入学出来、卒業する事が出来ました。

卒業の時、お母さんが私の為に頑張ってくれていたから私も頑張れたんだよ、ありがとうと反対に、お礼を言われました。

私は、ここまで自分を貫いて1人で頑張って偉かったね、お母さんこそお礼を言わなきゃいけないの。ありがとうと伝え2人で抱き合いました。

私も更に仕事を頑張り、中古のマンションを購入しました。娘へ頑張っている証を残したかったんです。それから1年半後、私は腰を患ってしまい家の中を歩くのがやっとで病院すら行くのも大変で補助器具が無いと歩けなくなってしまいました。

仕事が大好きだった私には本当に辛い日々で精神的にも病んで行きました。何も国から支給される事無く、わずかな貯金と今は娘の稼ぎだけで暮らしています。

娘は昼事務をしていて夜は近くのジャズバーでバイトして生活を生計してくれていますが、私さえいなくなればと思った時期があり、娘は何かを感じたらしく「お母さん、お母さんは頑張りすぎたから今は休みなさいって事なんだよ。だから寝たきりにならない程度に散歩して、いつか私の子供を抱くんだからね。」と少し遠い未来を伝え私を抱きしめてくれた時、本当に感謝の思いで涙が止まらず、ありがとうを言い続けました。

本当に、真っ直ぐ強く優しく成長してくれて、ありがとう。

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