知・情・意
この言葉最初に出会ったのは30歳の頃。
正直言ってその頃は、まるでなんかの暗号か呪文の様に『これは何を示しているのだろう?』と思ってまして。
何を意味してるのかよくわからないまま数年、
最近渋沢栄一の「論語と算盤」で見つけてようやく意味がわかりました。
やっと136ページ、半分くらいまできました。
智→知恵
智(知恵)がないと物事を見極める能力に不足してしまう。
学識(学問上の知識と見識)があっても良いことを良い、プラスなことをプラスだと見抜いて採ることができなければ学問の宝の持ち腐れになる。
情→情愛
智(知恵)ばかりが膨れ上がって情(情愛)の薄い人間ではだめ。
自己利益のために他人を突き飛ばして蹴飛ばしても気にしない。
智(知恵)のある人はその原因と結果を見抜けるが、「自分が良ければそれで良い」というバランスの悪さを調和してくれる緩和剤(厳しさや激しさの程度を和らげる)的なもの。
意→意思
情(情愛)にも欠点がある、情は瞬間的に湧き上がりやすいため感情に走りすぎるという弊害(害になること。他に悪い影響を与える物事や害悪)が起きやすい。
そこに必要なのが意(意思)。
精神活動の大本だが、意思ばかり強くて情(情愛)や智(知恵)がないと単なる頑固者や強情者になる。
あなたの周りにこんな人いませんか?
頭が良いだけの馬鹿→ 智(知恵)ばかりあって情(情愛)や意(意思)がない
わかっちゃいるけどやめられない→ 「わかってる」智(知恵)があるけど情(情愛)が勝って意(意思)が弱い
やり抜こうとばかり猪突猛進で周りがついて来てないよ→ 意(意思)があるけど情(情愛)が無く周りからの智(知恵)を聞こうとしない
大学生で頭良いはずなのに…とか、マスクする事がみんなのためになるのに…とか、立場的にはみんなをまとめる役職なのに…とか、
誰の何とは言いませんが、皆さんもきっと思うはず。
強い意志のうえに、聡明な知恵を持ち、これを情愛で調節する。
3つのバランスよく配合しながら自己の成長がある。
あー、これだー。
俺が知りたかったのはこれだー。
「知・情・意 知・情・意 知・情・意」大事な事だから3回言ったぞ、インプットしたぞ。
忘れないように自己成長していかないと。