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コンテンツ制作の企画書の書き方について / 046

もうかれこれ10年以上、企画書を書いてきた。

元々アスガルドという会社にいて、企画を出し、ゲームやCDを制作していた。そこで作っていたゲームは全て自分で企画したし、結構な数の囁きCDの企画もした。今はあにまるぷらねっとというサークルで、企画を立ち上げて、コンテンツを制作している。

なので、企画書歴は長いはず!!!

企画しただけじゃ制作は始まらないので、自分の考えをまとめ、周りの人に「これを作りたい!」と伝えるための資料が企画書だ。

私は企画する時は、概要やキャラや世界観をテキストに、がーっと書いていく。この時点では自分用のメモでしかないので、ちゃんと可視化するために企画書を書いてる。企画書を書きながら頭も整理されるのでね!

資料の整理も兼ねてフォルダを漁っていたら、前に書いた企画書が出てきた。カタチになったのもあれば、これからカタチにしたいものもあるし、カタチにならなかったのもある。

その当時の自分の熱みたいなのを感じて恥ずかしくもなる(笑)。

いつか作ってみたいな~と思いつつ、今回は企画書に書く内容についてちょこっと書いてみよう。

ただ、企画書の書き方に関しては、誰にも教わらなかったので独学でしかないため、こんな感じなんだ~程度に見てもらえるとありがたい。

▶概要

【】新企画

①タイトル
そのまま作品のタイトル。大体企画書を書く時点では(仮)がついてることが多い。
②作品コンセプト
この作品のコンセプトを一言でまとめてる。
③ジャンル
どのジャンルの作品なのかを一言でまとめる。
④世界観
一言で世界観がわかるようにまとめる。現代ものなのかファンジーなのか等。
⑤ターゲットユーザー
誰をターゲットにした作品なのかを書く。作品作りをする時にここがぶれると、総倒れになるのでご注意。
⑥この企画の売り
この企画だからこそ提供できるものを書く。

まずは概要を一言でまとめていく。

Q.企画書は誰に見せるものなのか?
A.お金を出してくれる人や協力してくれる人


これを意識して企画書は書いていかないといけない。

概要を一言でまとめる理由は、人は基本的には文字を読みたくない生き物なので、なるべく簡潔にまとめつつ、興味を持ってもらえるような言葉を織り交ぜないと、そもそも読んでもらえない(´;ω;`)読んでもらえない企画書は存在価値がないのだ……つらい。

▶どんなコンセプトの作品なのか

概要でも一言で書いたコンセプトを説明するページ。

この作品はどんなコンセプトで制作し、どんな内容のもので、どんな体験を提供するのか。それらを長過ぎず、短過ぎずの量で書いていく。

『ゆるゆる男子たちの日常ほのぼのストーリーが売りの音楽CD』なら……

女性の心を優しく包み込む物語をコンセプトに
愛らしいキャラクター達で疲れた心を癒すコンテンツを目指します!

こんな感じで、何がコンセプトでどんなコンテンツにしたいのかをまとめたり……

ほっこり × ゆるゆる男子
ゆるっとした男子たちのほっこりする関係性を描く

作品やキャラの中身が一目でわかるようにまとめたり……

既存のコンテンツとは差別化を図るためにも、”心を癒す歌声”をサブテーマにし、ゆるゆる男子のトークだけではなく、歌でも心を癒し、新たな音楽作品を作りだします。

などなど、他とは違うこのコンテンツなりの売りもまとめてみるようにしてます。コンテンツが他になく新たなファンを獲得できる余地がある作品であることをちゃんと書きたいところですね!

▶どんな展開をするのか

このコンテンツでどんな展開をし、その展開をすることで、どんな狙いがあるのかを、簡潔な文章でまとめます!

今の時代、CDやゲームだけ制作していればいいわけではないので、それに付随するグッズ展開等を書いておくといいかもしれませんね。

私は、この企画を動かすことでどんな利益が見込めるかを書くようにしてました。利益なしにはコンテンツは制作できないので!

▶コンテンツの概要や展開スケジュール

ここでは制作物の具体的なデータみたいなものをまとめました!

CDの場合……

メディア:CD
収録分数:60分
キャスト:候補者がいる場合は候補者を記載
内容:CDのざっくりした内容
展開スケジュール:〇月よりリリース開始!などなど

こんな感じです!

商品になった場合、お客さんに見せる情報に近いです。

展開スケジュールは、制作スケジュールと密接に絡んでくるので、ある程度の制作スケジュールを組んだうえで書くといいでしょう!!

▶作品概要

ここからは「物語」や「キャラクター」等の設定をまとめます。
どんな物語で、その物語にはどんなキャラクターが登場するのかを書いて、コンテンツの主軸である「物語」や「キャラクター」の魅力を伝えるところでもあります。

自分が考えた企画を全部書きたくなるところですが……!!!

ただ、これは企画書。そんな文字情報が多くても読んでもらえないどころか、読む気を失せさせます。

情報量の目安としては……

参考にしている作品のWEBサイトにいき、そこに書かれている文字情報を参考にする。

これが一番な気がします。最初は参考にしよう!
参考にしているうちに、段々できるようになってくるので。

私は、自分がその作品に対して何の知識も持たない前提で、どのくらいの文字量なら読めるのかを考えて、書くように意識はしてます。

推し決める時に、注目するポイントがあるなら、そこは大事に書いてあげた方がいいっすね!

▶ポイント①:デザイン

企画書は、読む人がその作品に初めて触れるものであるので、企画書の印象は大事です。

私はあらかじめ、こんな感じのデザインにしたいな~というのを決め、イメージに近いデザインの画像を参考にしながら企画書のレイアウトを考えます。

ちなみにこのヘッダーにしていた画像は、去年カズアキさんと企画した作品の企画書で、内容的にちょいと中世っぽい作品だったので、ダークトーンでまとめてます。今思うと見ずらい(笑)。

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今のところ制作予定がないので、いっそもう企画書の中身を全部公開するか~と思ったけど、いつかどこかで作りたくなる日がくるような気がしたので、そっと封印しておきます(笑)!

▶ポイント②:フォント

デザインとフォントは恋人みたいなものです。どんなにデザインがよくてもフォントが合ってないとデザインを殺すし、その逆もまた然り。

今は無料で使えるフォントがたくさんあるので、イメージに合うフォントを探すのも面白いかもしれません。ただ、フォントは沼なのでこだわり出すとキリがなくなります(笑)。

一つの企画書で使うフォントは2~3種程度にとどめた方がメリハリがついて見やすいです。

▶ポイント③:カラー

フォントに使う色にせよ、背景に使うデザインにせよ、色数が多いと目が散っちゃって、本当に伝えたいことが伝わらなくなります。

なので、使っても2~3色でおさめるようにはしてます!

▶まとめ

とまあ、ここまでつらつら書いたけど……!!

文字量は多くしない!
フォントの種類を増やさない!
色数を多くし過ぎない!

これだけ意識してれば、わかりやすい企画書は作れる気がします!

一番は適切な文字量。

そもそも文字量を多くしないと伝わらない企画は、お金を出してくれる人にもお客さんにもよさは伝わらないのですよ!!!

だって、文字読みたくないもん(´;ω;`)
読んでもらえないと知ってもらえないもん(´;ω;`)

全部独学なので、参考にしようとしてる人がいたら薄目で見た感じで参考にしてくだせえ。

そのうち書いた企画書公開してみようかな。

企業に勤めていないと他の人の企画書を見る機会はないと思うんですよね。

企画書は、パワーポイントで作成することが多いです。パワポいじるのすごい好きなので、資料や企画書をよくパワポにしていました(笑)。今は作ったらそのまま共有したいので、スライドで作るけど、細かい調整ができる分、パワポが好きだ~~~~~~~~~~~!!!!

しかし、昔の企画書を見るのは恥ずかしいものですな(笑)!


ゴリラにバナナを買うための愛の手を(*ノωノ)