見出し画像

パンデミックのグアテマラ生活で生活で書いていた日記より編集しています。

神々しく咲き乱れるコーヒーの白い花


2021年4月28日の日記より

コーヒーの花の時期って、桜より短くて、2〜3日くらいで一気に枯れていくようです。

一昨日あれだけ辺り一面が真っ白に、太陽の反射で輝いて見えた農園はいったいどこに行ったの?

狐につままれたように、月曜日とは別の農園にいるような光景に驚きました。


このグアテマラではコーヒー豆に直接太陽が当たらないように影を作るために森になるように背の高い木がわざと植えられているのですが、

今からの時期は、コーヒー豆の木がしっかりと育ち実をつけるためには枝を伐採して火を当ててやらないとなりません。


コーヒー園の労働者が木に登ってマチャテを使って伐採していきます。この作業を見ていると本当にすごくて、木から木へ絶妙なバランスで移動していきます。木を伐採するに手作業なので、かなりな力が必要で、また広大な農園の木々をこうやって枝一つ一つ伐採していきます。

それで、コーヒーの豆を摘み取るのも手作業ですが、この木の枝を刈り取るのも、全て人枝ずつ、手作業なんです。
この広大な土地で、朝から晩まで気の遠くなるような作業です。


昨日まで満開だった花は一気に萎んでいきます。
花が落ちた後は、また来時期の収穫につながる実をつけだしています。

白い花が咲き誇り枯れていった後にはすぐに、新しいコーヒーの実になる軸ががつきかけています。


新しく出てきたコーヒーの実


伐採した枝は薪として利用されます。

実がだんだん膨らみ赤くなる10月〜4月にかけて、また今年の収穫時期がきますが、それまで大事に育てられます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?