見出し画像

Nikon ℤ7、一年使用レビュー

こんにちは、フォトグラファーの美透です。

今日は、Nikon ℤ7を購入してから1年が経過したので、良いところ悪いところ、今買うのはどうなのかについてまとめたいと思います。

Z 7の悪いところ

まずは、悪いところからです。

  1. シングルスロット

    発売当初から言われていた問題点。シングルスロットだと、バックアップ撮影ができないのでデータが消えた時が本当に困ります。データが消えても良いような時であれば問題ないのですが、仕事でカメラを使う際にはとてもネックになるポイントです。私の場合、メモリカードを半分くらい使うと買えるようにしています。そうすれば、もしデータが消えてしまっても少ない写真だけで解決するので一応リスクヘッジにはなります。

  2. バッファが小さい
     
    これはまぁ高画素機なので仕方がないことですが、バッファが小さいので、連写をすると比較的早く連写が止まってしまいます。これは、メモリカードがCF Express  Type Bネイティブではないので書き込み速度がXQDの速さになってしまうのも原因です。

  3. ボディーが傷つきやすい
     
    Z7は、ボディーが傷つきやすいなと感じました。D5やD750ではあまり傷がつくなぁという感じはなかったのですが、Z7は少し傷がつきやすいのかなと感じています。最も大きな傷は、全面左肩の部分、のプラスチックの部分に大きなスレができてしまっています、、

  4. 3Dトラッキングがない
     
    何を言おう、Z7には3Dトラッキングがありません。元々D5を使っていて、鉄道や飛行機を撮るときにはほぼ3Dトラッキングを使用していました。鉄道もずっと追いかけ続けてくれるので非常に便利です。
    3Dトラッキングは動くものを追い続けてくれるのですが、AF-Cだけだとその定点でしかコンティニュアスオートフォーカスにならないので、鉄道や飛行機など動き物を撮影する際には少し不便です。

  5. 起動が遅い
     
    ミラーレス一眼カメラあるあるではあるのですが、起動がとにかく遅い。本当に遅いです。まぁ、起動が遅いのはまだいいかなって思うんですけど、スリープ状態からの再起動はせめて早くあって欲しいです。

  6. ボタンが安っぽい
     
    結構安いカメラにはなってきていますが、一応つい先日までは、Nikonで1番高いミラーレスカメラでした。その割にボタン類が特に軽くてなんだかおもちゃを扱っているようです。

Z7のいいところ

それでは、ここからはZ7のいいところです。

  1. Zレンズが使える
     
    意外とこれ大事です。ZにFは使えますが、FにZは使えません。幅広いレンズを使える、さらに、ものすごい光学性能のレンズを使用できるというのがZのボディのいいところです。

  2. 小さくて軽い
     
    このカメラ、4575万画素ものセンサーを搭載しているにもかかわらず、とても軽いです。Fマウント時代は高画素機となると1kg越えのD850でしたが、Zになると1kgは余裕で切っています。
    また、軽いと旅行に行く際に追加料金なしで機内持ち込みすることができます。先日東南アジアに行った際に、Z7と24−70、70−200に28mm単焦点を持っていったのでうが、7kgのなかにきちんと収まって飛行機に乗りまくることができました。正直望遠単焦点などのレンズや、70−200でもですが、大きくて重いレンズを使うときは重いカメラの方がバランス的に良いです。しかし、旅行に行くとき、彼女とデートする時などは軽さこそが正義になるのでとてもいいなと感じています。

  3. CF Express Type Bが使える
     
    先ほどは、メモリカードが原因で連写するときにあまり連写できないと述べましたが、今度は逆にメモリカードのおかげで得られるメリットもあります。これは本体のメリットというよりはメモリカードのメリットにもなるかもしれませんが、パソコンに転送するときに高画素の大きいファイルが爆速で入っていきます。一枚のサイズが100MBくらいあるので少し写真を撮っただけでも数十GB余裕で行くので、写真の転送が早いだけでももう最高のタイパになります。

  4. 暗所部のダイナミックレンジが大きい
     
    先日、お寺の鐘の写真を撮った際に空に露出を合わせて写真を撮ったのですが、そのときに鐘の屋根のところの模様が暗くなっていてほぼ黒潰れしてしまっているような状態だったのですが、後から編集でその部分の明るさを持ち上げた際、非常にくっきりと模様が出てきました。正直ここまでくっきり出てくるとは思っていなかったので驚きました。

  5. 安い
     
    決して安い金額ではありません。でも、高画素機がこの値段で手に入るのは非常に安いです。

  6. 瞳AFが搭載されている
     
    もう今では当たり前の機能ですが、瞳AFが搭載されています。私は、ポートレート写真をよく撮るのですが、撮影が本当に楽になります。一眼レフを使う際には、中央一点で基本的にはAFを合わせるのですが、AFオートにするだけで、勝手にフォーカスポイントを合わせてくれます。しかし、機械のすることなので初めは信用していませんでしたが、顔に合わせてくれたり人間に合わせてくれたりと瞳が認識されなくてもしっかり合わせてくれ、さらに、ライブ撮影も良くするのですが、光が目まぐるしく変化するような状況で且つくらい状態でもしっかり認識してくれるので信用してもいいなとなったので非常に便利な機能として利用しています。

以上、いいところと悪いところでした。

Z7の購入理由

では次に、私がZ7を購入した理由です。

  1. Zマウントレンズを使いたかった
     
    私がZ7を買うまでには、Nikonの一眼レフを使っており、D5、D6、D750などを使用しており、レンズは、サンニッパや500mm 単焦点レンズ、大三元レンズなどを使用していて、一眼レフで最強セットを揃えていました。しかし、Zマウントレンズのパキッとした絵づくりに魅了され、風景写真を撮るときに非常に最高だと感じてきました。
    Fマウントのフワッとした描写を使いたい場面、Zマウントのカリッとした描写を使いたい場面、その二つを使い分けることができるのでとりあえずZマウントのレンズを使用したくなったのが1つ目の理由です

  2. 旅行用に軽いカメラが欲しくなった
     
    某ウイルスも落ち着いてきて海外旅行にもいきやすい環境になってきて、海外にカメラを持っていく際に、LCCで行くとなるとD5やD6は重すぎます。 7kg制限の中の1.5kgが本体で取られてしまうともう持っていけるレンズが限られ、プラスで衣類などを持っていくとなるともう軽いカメラにするしかありません。

  3. 高画素機が欲しくなった
     
    今まで2000万画素のカメラを使ってきたわけですが、一度高画素機のカメラを使ってみたいと感じるようになったのも一つの理由です。風景写真を撮る上で高画素機にすることで細部のデータまで残るのでどんな絵作りになるのだろうかということが気になってきました。
    そうなるとレンズ資産が十分にあるFマウントのD850にするのも一つの策で、しかもとてもいい写りをするカメラで、逆に今とても気になっているカメラの一つなのですが、値段がZ7より高かった、(レンズを買う思いをすれば安いが、、)そして、高画素のカメラを買うならカリッカリの絵が撮れるZの方がいいのではないかという点からZにしようとなりました。

購入した理由はこんな感じです。でも、正直買って良かったカメラだと思います。どんなカメラもいいところ悪いところはあるので、とりあえずZシリーズを使いたい、安い価格で高画素機が欲しいという方には非常におすすめのカメラです。

案件みたいなブログになっていますが、全然案件ではないですw

ではでは!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?