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斉木のじいさん登場 【38歳で突然スピリチュアル能力が開花した話・13】

前回の続きです


いきなり『月の女神』とかいうワードを出され、全てが馬鹿ばかしくなった次の日。
電車で座っていたらお腹にギューーーーが来ました。
いつもより強い。耳鳴りも強い。ピーーーーンと高い音が、かなり強く鳴ります。

その時ある事に気付きました。

呼吸がヘン

普通に呼吸したいのに、呼吸が自分の思い通りにならない。
やけにゆっくり呼吸してる。
いつもよりそっと、ゆっくり呼吸してる。
それになんか・・・呼吸にもうひと手間、加わっているような・・・
息を吸った時、何かを胸の中にそっと置いてくる、みたいな動作が加わっているような・・・。
そうしたい訳ではないのに体が勝手にやってしまいます。

息を吐いていて、もう吸うぞ!と思ってもまだフーーーーと吐いていて、まだかい!と自分で思う。
相当へんな感じです。

誰か居る

そう思いました。

だれ?

話しかけてみました。

『さえきのじいさん』と頭に名前が浮かび、同時に『斉木』という文字も浮かびました。

え、それ「さえき」なの?「さいき」じゃないの?と思いましたが、後でググろうとして「さえき」と打ったら変換に「斉木」が出てビックリしました。

斉木のじいさんの外見も思い浮かびました。
長ーい白髪で、髭も白くてながーーくて、白い長い布みたいな服を着ていました。
こんなにハッキリと誰かの姿が浮かぶのは初めてでした。
ギューの外見の方が全然ぼんやりしてます。


斉木のじいさん、見覚えがありました。
まだパパと結婚していなくて同棲中だった若かりし時、二人で引越し先を探していた時。
夢の中に出て来た事がありました。

『今日見たアパート、あそこに決めなければいけないよ。あの街は、彼の成長にとってとても良い街だ。あのアパートに決めなければいけないよ』

と夢の中で言っていた白髪のおじいさんを思い出しました。
あの時は、あんな白髪ロン毛で髭も長い、見るからに「神様!!」って感じのじいさんが夢に出てくるなんて、こりゃあニセモノに違いない!騙されるな!!と疑い、そのアパートには連絡もしませんでした(笑)


その後結婚して子供を生んで38歳になってからニューヨークの地下鉄で久しぶりに現れた斉木のじいさんは、優しそうに微笑んでいました。
ずっと一緒にいたよ、お前が生まれた時から一緒にいたよ、と言ってくれました。

『世界情勢について教えてあげよう』とじいさんに言われ、ちょっとだけこれからの世界について予言ぽい事を言われました。
基本全部『大丈夫だよ、心配いらない、怖がらない事だよ』みたいな感じでした。

『お前が気にしている、この国の銃保持問題も、心配しなくていい。
そのうちに地球は花畑になる。
みんな一人一人が一輪の花だ』

と言われました。


そして、その後に斉木のじいさんに言われた事は・・・あんまり意味が分かりません。

『ドジョウの話をしよう
ドジョウは真実の民(しんじつのたみ)を司る
かつて、真実の民だけが江戸に生きていた
ドジョウはメッセージを伝える役目だ
空の鳥のような働きをする
江戸は大切な、龍のヘソにあたる部分
地球の弱点でもある
江戸の結界が壊れつつある
誰でも入ってこれてしまう
ドジョウを花畑に返してやらなければならない』


意味が分かりませんでしたが、昨日からの「疑いMAX」状態からは少し抜け出しました。
だってこんな訳の分からないドジョウの話、私には到底思いつかない。妄想と言うには無理がある気がする。
「斉木」を「さえき」と読む事も知らなかったし・・・。

ちなみに意味が分からなかったのにどうして言われた事をちゃんと覚えているかというと、この時電車の中で斉木のじいさんに
『ほら、書くんだろ?いつも書いているじゃないか、携帯のカレンダーアプリに。ちゃんと書いておきなさい、忘れるだろう』
と言われて書くのを手伝ってもらったからです(笑)


こうして、斉木のじいさん初登場。

その日は満月でした。



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