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嘘みたいな本当にあった怖い話①

会話の流れで生霊がどうのこうのって話になって思い出したことがある(どんな会話だよ)

わたしは霊感はありませんが、いくつか不思議な体験をしたことがあります。今回はそのことについて書いていこうと思います。


さて、皆さんは死にたいと思ったことはありますか?ありませんか?本当ですか?普通ありますよね?普通が普通ではないかもしれないって?すみませんでした。

あれは中学三年の秋のことでした。理由は割愛しますが、人生で初めてジサツについて考えたことがありました。誰にも内緒でまゆ毛用のカミソリを通学カバンに入れ持ち歩いてました。もうそろそろ限界か......心に決め塾をさぼった日、公園でひとり、日が暮れるのを待ちました。そしてすっかり暗くなった時、思ったのです。

こんなんでどうやって死ぬんや………痛そう……...

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死にたいぐらいの苦しみが消えたわけではないけれど、なんか我に返ってとりあえず家に帰りました。後日母親に泣きながら訴え、いろいろといい具合に事が運びジサツは免れ無事高校に進学することになるのですが、いまだに忘れられないことがあります。


当時、吹奏楽部に所属していました。トランペット担当でした。フルートのグループに、見るからに地味で性格がよさそうなメガネっ子の優等生(悪口ではないです)のAちゃんがいました。Aちゃんとわたしは同じクラスでしたが、あまり交流はなく、部活で話す程度でした。

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ジサツをやめた日の前か後かうろ覚えなのですが、Aちゃんに、「リカちゃん、ちょっと来て」と教室の隅の方に呼ばれました。

こそこそっと、小声で言うのです。

「リカちゃん、最近変なこと考えてない?」

「え......。どうして?」

なんか嫌な予感がしました。わたしは通知表に明朗活発と数年連続で書かれるぐらいのキャラだったので、知らず知らずのうちにAちゃんには心の闇を見透かされてたのかな、そんなことを考えながら聞きました。

「...リカちゃん、死神が憑いてるから...あのね、わたし見えるんだけど、オーラが真っ黒なの。変なこと考えてると魂持ってかれるよ、気をつけてね。」


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は?


......は?


怖えええええええええええええええ!!!!!!なんだよコイツ!!!!!!"ホンモノ"じゃん?!?!?!?!死神って何ッッ????カマみたいなやつ持ってるやつ?!?!?!?!

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今となってはなんて返事したか覚えてません、ヘヘ、みたいな感じで終わったのかな......

もちろんジサツを考えていたなんて誰にも言ってないし、このときは心底ビビりました。そして、Aちゃんはガチな人なんだな、世の中には本当に霊感がある人っているんだな、そう思った瞬間でした。

面白おかしく書いてますが、Aちゃん(厳密に言うとAちゃんの妹も)は本当にそういう力がある人でした。

前述した通り、わたしは霊感はありませんが、こう言った本当に霊感がある人と今後も何度か出会うわけです。

〜つづく〜



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