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   『直感で生きる、自由に生きる!』

2023/03/05

禅語:「不立文字」
(ふりゅうもんじ)

【この禅語で解消される悩み事】
□1、ストレス軽減
□2、目的明確化
□3、自己肯定感向上
□4、マインドフルネス
□5、直感に従う

【禅語の要約】
「不立文字」は、文字や言葉に執着しないことを示す禅語である。この禅語は、禅宗の開祖である達磨大師が説いたとされ、禅の修行において非常に重要な教えである。

「不立文字」とは、文字や言葉に執着することなく、直感や直接的な体験によって真理を理解することを意味する。禅の修行において、言葉や概念にとらわれることが多く、それが執着につながってしまう。しかし、「不立文字」の教えに従えば、概念や言葉にとらわれず、直接的な体験に基づいて真理を理解することができる。

具体的には、禅の修行においては、瞑想や座禅などの実践を通じて、直感や直接的な体験に基づいて自己を見つめることが重要である。言葉や概念にとらわれることなく、ただ自己を見つめ、自己の本来の姿を知ることができれば、真理に気づくことができるとされる。

「不立文字」の教えは、禅の修行において重要な教えであるだけでなく、日常生活においても役立つ。例えば、相手の言葉や意見にとらわれず、直接的な体験に基づいて判断することができれば、より正しい判断をすることができる。また、概念や言葉にとらわれることなく、自分自身の感覚や直感に従って生きることができるようになる。

【悩み事お解消法】
□1、ストレス軽減
 □・言葉や概念にとらわれず、自分自身を客観的に見つめる
 □・あらゆる思考や感情を受け入れ、それらに執着しない
 □・ 呼吸や身体感覚に意識を向けることで、マインドフルネスを実践する
□2、目的明確化
 □・ 直感や直接的な体験に基づいて、自分自身の欲求や目的を探る
 □・過去や未来にとらわれず、現在に集中して行動する
 □・ 自分自身に問いかけ、自己の本来の姿を見つめる
□3、自己肯定感向上
 □・ 自分自身に厳しくなりすぎず、自分を受け入れる
 □・ 他人の評価や期待にとらわれないようにする
 □・ 自分自身の価値観や信念を持ち、それに従って生きる
□4、ストレス・不安
 □・ 言葉や概念にとらわれず、現在に集中する
 □・ 呼吸や身体感覚に意識を向け、マインドフルネスを実践する
 □・気持ちを受け止め、自分自身に対する思いやりを持つ
□5、決断迷い
 □・ 直感や内面の声に従い、自分自身に正直になる
 □・ 言葉や概念にとらわれず、自分自身が大切に思うことを探る
 □・ 選択肢を簡潔にまとめ、自分自身にとって最善の選択を見つける

【まとめ】
「不立文字」の禅の教えは、文字や言葉に執着しないことで、直感や直接的な体験に基づいて真理を理解することが重要であるというものである。この教えを実践することで、心の煩わしさやストレスを軽減し、自分自身の本来の姿を見つめ、自己肯定感を高めることができる。また、言葉や概念にとらわれることなく、直感や内面の声に従って生きることで、より自分にとって正しい道を選ぶことができる。これらの教えは、禅の修行において重要な教えであるだけでなく、日常生活においても役立つものである。

【作者と来歴】
「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」の語句の始めに当たり、「経典の言葉から離れて、ひたすら坐禅することによって釈尊の悟りを直接体験する」という意味となり、禅の根本を示すものとして知られる。

禅は定(じょう)とも呼び、インドで古くからある精神修行の方法で、それが仏教に取り入れられたものであるが、「不立文字」は、禅宗の開祖として知られるインドの達磨(ボーディダルマ)の言葉として伝わっており、「文字(で書かれたもの)は解釈いかんではどのようにも変わってしまうので、そこに真実の仏法はない。したがって、悟りのためにはあえて文字を立てない」という戒めである。代の中国の禅僧である慧能は特にこれを強調し、慧能を祖のひとつと考える南宗禅によって禅の真髄として重視された。

【参考文献】
村上重良『日本の宗教』岩波書店

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