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【親子ワーケーション1日目】「おおかみこども」の故郷へ

6泊7日分の荷造りをすると生活の優先事項がよくわかる。
服と化粧道具を最小限にして空いたスペースを本で埋めた。PCのサブモニターはあきらめたが、ヨガマットは迷わず積み込んだ。
富山県上市町でワーケーションをしている。

参加しているのは親子ワーケーションなるプログラムで、平日の日中は子どもたちは保育園の一時預かりへ行き、わたしはサテライトオフィスで仕事をするという至れり尽くせりの旅程が組まれている。インスタグラムで案内を見てすぐに申し込んだ。

主人は出勤があるので、留守番。4歳と2歳の子どもを連れて6日間も家を離れるのはちょっとしたチャレンジだと思う。
ワーケーションという旅行と日常の間のような時間をどんなふうに過ごすことになるのか、イメージが湧かない。仕事ばっかりしてもつまらないかな、と思ったので受託の仕事は極力減らすことにした。

「親子3人でいけるっしょ」と軽い気持ちで申し込んだが、仕事・保育園・生活用品もろもろの荷物の多さに、このあれこれを一人で対処するのか・・・と、出発前になって少しビビった。

宿泊先の農家民宿までは車で2時間ほど。
上市町の種という地域にある。自宅の住所に種の文字があるなんて畑好きにはたまらない地名だなと思う。種は、立山のふもとで、「おおかみこどもの雨と雪」の映画の舞台になった山あいの静かな集落だ。
でかけるときに鍵をかけたことがない、というオーナーの言葉にならってドアの鍵をかけずに、網戸のまま出かけるなどして、3人でどたばたとした朝昼晩を過ごしている(つまり常にどたばたしている)。

初日の今日は、保育園と仕事を午前中で切り上げて富山観光をする、つもりだった。
子どもたちが好きそうなスポットをいろいろ調べてプレゼンしたが、どれもなんとなく響かなかったようで、「家でプール」になった。家と変わらん!

今はプールを切り上げ、1分おきのママ見て攻撃を受けたり、お菓子だらけの手を拭いたり、折り紙の相手をしたりしながらこのnoteを書いている。こちらも家と変わらん!

大人の自分に優先事項があるように、子どもにも優先事項があるもんな、そりゃそうか。
旅行:日常の割合はいまのところ2:8くらい。出発前のビビりも杞憂ですんでいる。

この6日間は自分と子どもたちの優先事項を確かめることに集中してみよう。そうすれば、帰りには荷物が軽くなるかも。

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