あるキャロル

街は 色づく 
はじまりの頃 さよならの頃 
音も立てず 色づく

頬を撫でてく ベランダの風 
いつかを想う 君は
洗濯かご抱え
空を見上げてみる

時は流れる 雲はちぎれる 
消えて無くなる 
だけど いつも 心にある

舞い上がる はなびら  
何はなくとも
いいこと起こるようにしよう
新しい予感にこらえてたこと
短い歌に隠して

この空の下 

解けた冬が
染み込んだ跡を
踏み鳴らし踊ろう

ほら、乾杯しようぜ

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