60分休符

頭の中に 住んでた頃は
からのポストを 君と覗いた 
蛇口を捻れば 言葉が溢れて
作った歌で 顔を洗った

ため息の今は、間を埋めるだけ
回るイスに座って 
あと少ししたら連休なのか
窓拭きのゴンドラ見てるよ

ビルとビルの間の公園
澄んだ空気の匂いがして 
僕とひまわりは
頭をぶら下げたまんま
あの頃より太字で響く
秒針の音と音の間
思い出だとは呼べないね

嫌いなことや許せないこと
話の種はそんなところで

あきらめの今は照れ笑うだけ
簡単なことさ
でも、簡単な事が煩わしいのは
きっと贅沢なことなんだ

相変わらず騒がしい僕の
頭の中音が響いて
誰かに聴かせる
予定もつもりもないけど
電話してるふりでこそっと
ビルの影 鼻歌歌うよ
いつかどこかで聴いてくれ

驚くことはなくなり
納得を繰り返した
さよならはこんな風に
僕らでも上手にできるものなんだ

あてどなく君と歩いた
理由はなくてそれでよかった
全てはただの
僕らのための景色だった
特別なことに憧れ
ありふれる事が怖かっただけ
思い出だとか褒めないで
時計を覗き立ち上がる


👇コードと歌詞

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