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憧れだった機織りを始められたこと

こんにちは!
今日も朝から冷えます。
鱗雲が出ていて秋らしい空ですよ!

今日は、子供の頃から憧れだった機織りのこと。

ちょっとそこについては、私の母の性質?というか、性格についてにちょっと触れようかなーと思いますよ。


人と同じ?いらんいらん、そんなもん…な人

うちの母は、身内がいうのも何ですが、見た目がなかなか美しい人でした。
私は地味なお顔をしていたのですけどねー。母はとにかく目立つし、おモテになる…しかも、アパレルの仕事をしていたからか、かなり派手。

流行りを抑えつつ、とにかく人とは違うものを持つようにしていましたね。まぁ、バブルの頃だったし、、

そんな母は、子供たちに与えるものも、自分色が…💦

例えば。
兄が、小学生の頃、当時流行っていたドンキーコングのゲームを誕生日にお願いしたのですが、
なんだろう?ドンキーコング的な、違う何かのゲームを買ってくるんです。

皆で同じのやってもしょうがない、という意見のようですよ。
いやいや、皆でやりたいんですよー!

なんかややズレるんですよね。

私の場合は、振袖を着たバービー人形をクリスマスにサンタさんに頼んだら…
惜しい!浴衣だ…

とか、そんな感じです。

夜中に、目が覚めて、常夜灯の下で確認したバービーが浴衣だった時の微妙な気持ちがありましたね。
だって、足袋とか、毛皮のショールが…
そういうのにトキメクのに、浴衣にはないんですもの…

それは、さておき。
そんな母の性質から、もう一つズレてしまったプレゼント。
それが機織りなんですよね。

当時、織姫、っていうちっちゃな子供向けの機織り機がありまして。
それが欲しかったんです。
みんなが持ってるものでもないし、流石にこれはそのまま貰えるんじゃないか?と期待していたんですよね。
ところが、実際に届いたのは
あむあむ、という編み機…

ちがーう!それやないのよ。

機織り機やと、小さなもんしか作れない。
織り機やと、結構な大物作れるで!
とか…ええのよ、そういう実用性は。

と、まぁ、そんなこんなで、かなり憧れていた機織りは、結局手に入らず。
せっせと編み機でマフラーなどを作りましたよ。


からくりからくさ、とか読むにつけ


そんな訳で、編み物に向かってしまったので、編み機以後も、鉤針編みやらはせっせとしましたが、
機織りには関われずで過ごしてきたのです。

ある時、梨木香歩さんの裏庭という小説が気に入りまして、
それからは、梨木香歩さんの本が出る度に読んでいたのですね。

「裏庭」の中での痛みとか成長に対する考え方とか、
「西の魔女が死んだ」での、自然と共に生きる死生観やハーブのこと、
色々と趣味が合う人だなぁ、と勝手に親近感を抱いていたら、
「からくりからくさ」という本が出た時はびびりました。
もう、染め物や織物、人形に対する感覚と、私と同じ魂を持っているのでは?と、思うほどで(笑)

内容は、興味のある方は読んでみて下さいね。ハーブや野草が好きな人は、きっと好きです。

ともかく、機織りや染め物に関する内容が、昔から私の中にあった機織りや染めに対する憧れに、火をつけた感じでした。


手に入った卓上の4枚綜絖織り機

かと言って、織り機って高いんですよね。

私の欲しかったのは、足でパタンパタンと踏みながら綜絖を入れ替えるタイプのもので。
それは、普通なら10万超えるんですよね。

卓上のものも、ちゃんと買おうと思えばそんなくらいのお値段は軽く超えていきます。

主人は、また、そんは邪魔になりそうなものを…とね、言うわけですよ。なかなか先が長いなぁと思っていたのです。

近所にボランティアの読み聞かせや素話を一緒にやっている大先輩がいらっしゃるのですが。
その方はなんと足踏み式の機織りをやっていて、卓上式の4枚綜絖で複雑な絵のような織物までやっていたんです。
びっくりです。

それを知って以来、
買うならアレがいい、コレがいい、なんて相談に乗ってくれたり、実際に練習させてくれたりと、かなりお世話になっていたのですね。

そしたら、ある日!
その方から連絡が。
8枚綜絖の卓上織り機を、通っているお教室の伝手で安く手に入る事になったから、
よければ4枚綜絖を安く譲って下さるって!

私が足踏み式を欲しがっていたので、卓上だと嫌かな?と心配してくれたのですが。
お値段を聞いて、いえいえいえいえ、申し訳ないくらいです!是非に!
とお願いして、
我が家に、旦那が邪魔だという織り機がやってきたのでした。

さぁ、織るぞ!

という事で。

糸をかけるのが大変だったりするのですが、説明を聞いて、練習して、どうにかかけられるようになり。

あとは、織るべし!

4枚綜絖だと、結構な柄おりが出来るんですよねー!

わかりにくいけど、レース織りです。

こんなのも、カシミアの毛糸とか好みの糸で織れます!


さぁ、次は染める!


で、今度は、やって見たいのが染め!ですわ。

うちの辺りは、八重桜が名産なので、春はご近所に桜を摘ませてもらったりするんです。

塩漬けやシロップを作るのですが、
今年はついでにこんな事もしてみました!

八重桜と、バタフライピーで絹糸を染めました。
媒染はミョウバンです。

他にも

黄色いのはポンカンの皮
薄赤茶色いの小豆の茹で汁です。

捨てるものとかで染められるのは、また楽しい

今は細い絹糸は織るのが難しいけど、練習して、機械織り?くらい細かい布を織るのを目標に、ちょこちょこ織っていきますよ!

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