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Poem)どうやらここは…

どうやらここは猫の国でもあるようだが、
いや、どうやらここは鳥の国でもあるよう
だが、いや、どうやらここは植物の国でも
あるようだが。…いや、どうやらここは
人の住む街らしい。

車が走って、歩道が伸びて、川を渡る橋が
かかって。空には太陽が昇る。

“青空“というのは、他の星にもあるのだろうか。
だがこの青空は、時の重なり。風が地球を
何億回転もして、色塗られていった。

貴方には、会ったことのないお祖父さんと
お婆さんがいる。ハレー彗星がこの星の一生を見守っているように。

空を思ってごらん、空を見上げてごらん。
遠くから届く声、降り注ぐ光を感じて。

出勤前に、今日は新しい服を着て、
海岸を歩くようにちょっとだけ裸足になって、新しい朝を歩き始めたい。

#詩 #現代詩

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