見出し画像

Poem)風の時間…

飄々と風の後についていってみる
風が急に吹き止むとき
私も立ち止まり
それは、星を見上げる合図であり

風はまた飄々と吹きはじめる
私は風の時間を歩いていってみる
風は街角の時計の針に触れて
時を翻していく
店の看板を叩きながら
帽子に隠れた貴方の顔を覗き込んで
通り過ぎる
私も赤信号に足を止めて
横に立つ人の心をノックしている
そしてまた吹き始める風の後を
歩いていってみる

#Arimの詩 #詩 #現代詩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?