Poem)ただただ詩であろうとすることは…
静かな時間が流れない、そんな時代に入り込み、
ただただ詩であろうとすることは
どういうことだと言うのだろう。
人間の、小さな種のように残された
光の落としていった夢。
私たちは拾い集めて生きていく
希望という名の大きな家を、どこかに見つけ
ただただ詩であろうとすることだ。
地面に落ちた黒い点は、
そこに立っている証拠であり
それは青い点と
置き換えていくことだった。
希望などないと誰が決めたのか
希望を歩いていると信じることの方が簡単だった、詩であるとは。
生きることは、
生まれたことの奇跡に比べたら
実に、論証されるべき謎なき光の渦中であり。
光の外に立ち、光を発光させる。どこが光源かと問わず語りの人々が
そこに立ち、
詩を話す。
#詩 #現代詩 #Arimの詩
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