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Poem)もし君の時間は…

もし君の時間は浅くて、もっと深い時間が必要だと言われたなら。誰にも生まれた時から自分の足の裏が地の底を探し得ない落下していく悲しみの日々があることをそっと話してみて。話すとは放つことだと思っている。空が一日の始まりと終わりに焼けていくのは地上に置かれた私たちへの慰め。

分かり合える心を持っている地上の息するものの哀れに心重ね。楽しさを知ることが着地点である。という花の憂いの哲学に赤い丸をつけておく。共通の声の合わせ目の丸い輪を。

#詩 #現代詩

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