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Poem)歩きながら…

歩きながら、考えるしかない日々の中で、人類の歩行とは、きっとそういうものなのだと思ったりする。答えなどどこにも用意されていない。辿り着くのは、歩き疲れて立ち止まる場所。

諦めながら、幻想を抱きながら、裏切られたり、信じたり、うつむいたり、空を見上げたり。時々誰かの笑顔にぶつかって、花を手渡されたような光を見つけて。誰もが歩いていく。虫も猫も。立ち止まれない命の回転が、それは宇宙と同じ摂理のように、地上を巡る。

#詩 #現代詩 #Arimの詩

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