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Poem)葉を揺らしながら…

心には光宿れり。
その声を聴くように
その姿を追うように、
歩いていく。
葉は風に揺れる
陽が、葉を一枚一枚
洗っていく。
光の粒子は
過去も現在も未来も
行き来する
光はどんな境界も
溶かす
忘れ給え
憎しみの感情を
光は一瞬に
燃やしてしまうだろう
絡み合ったものたちの間を
光は縫うように
行き来する
綻びた葉を一瞬で
煌めかせる術を
真似てみたい
光が、川の水音に隠れる魚を
見つけるように
一つの陰翳に触れては
光さざめかせ。
誰もが明日、
また光の道を
歩いていく

#詩 #現代詩

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