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Essay

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いろいろな場面で、不思議に思うことって多々ありますが、時々、散歩するみたいに考えてみたくなるのです、いえ、感じてみたくなるのです。答えのあるような、ないような文章を書き進めながら…
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#Arim日記

古民家の花

古民家の花

誰も住んでいない古民家が、町のなかには、時々ある。
草が生い茂り、手入れのされなくなった庭木の伸びっぱなしの枝葉に覆われている。
街路樹や道脇に花が咲き揃うのと同じように、その庭にも花が咲いている。
古い木の塀を越えて、コデマリの白い花がたわわに咲きだしている。

人気のない家で、植物は時を刻み春の暦を進めている。
家屋のなかの古びた時計は、静かな呼吸をしているのだろうなと思う。
誰もいない家に咲

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