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#76 昔のイギリス王室のヤバい職業

NHKのBS世界のドキュメンタリーの、『執事が見たイギリス王室』という番組を見ました。

その中で紹介されていた、テューダー朝の時代のイギリス王室の面白い職業を紹介します。

国王のお尻拭き係

国王が用を足した後に、お尻を拭く職業です。同時に、排泄物を観察したり、医者に相談したりして王の健康を維持することも行なっていました。

嫌な仕事に思えますが、当時は大人気でみんなの憧れの仕事だったそうです。なぜなら、トイレの個室で、国王と二人きりで話ができるからです。

国王が選んだ場所であれば、住む土地を与えてもらえましたし、国王の古着をもらうこともできました。古着といっても、国王の着物は最古級のシルクや毛皮を使っていたそうなので、十分すぎるほど高価で価値のある物でした。

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1650年頃のstool(便器)

王子の代わりにムチを打たれる少年

宮殿には「ウィッピングボーイ(whipping boy)」と呼ばれる、体罰を受けるのが仕事の少年がいました。

王子が家庭教師の授業を受ける際に一緒にいて、王子が教師のいう事を聞かないと身代わりにムチを打たれたのです。

なぜなら、家庭教師が王子に体罰を与えるわけにはいかないからです。

王子と仲の良い少年をムチで打てば王子が心を痛めて教師の言う事を聞くだろう、という理屈でした。

しかし、中には少年がムチで打たれる姿が見たくてわざと反抗した王子もいたそうです。かわいそうですね。

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『Edward VI and his Whipping Boy』( エドワード6世と彼のウィッピングボーイ、Walter Sydney Stacey、1882 )




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最後までお読みいただきありがとうございました。

falcoによるPixabayからの画像
File:Whipping-boy.jpg
File:CommodeStoolcirca1650.jpg

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