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ボードゲームに現れる国民性

自分はたまにボードゲームで遊びますが、ボードゲームをやっていて、日本人の国民性が出ているなと感じることがあります。以前私は 4 人のボードゲームに参加しました。普通にゲームは進んでいたのですが、終盤になり一人が勝ちそうになると残りの三人が結託してその人の足を引っ張り、なんとか勝たせないようにするという現象が起きました。それを冗談としてやっているのであればまだしも、当たり前のようにその人をいかに勝たせないようにするかについて普通に残りの 3 人で話し合いをしました(私もその足を引っ張る側だったわけですが)。

もし、誰かの勝利がほぼ決まっていてこの先自分が頑張って点数を稼いでも順位は変わらいとしても、最終的な自分の得点を少しでも上げたいのであれば、他人の足を引っ張るのではなく、自分が残りのターンでできる自分の得点につながることをやるのみです。また、こうすることによって最終的な 4 人の合計得点を最大化することができます(ゲームの勝ち負けには関係がありませんが)。しかし、自分の最終的な点数が低くなったとしても、勝ちそうな人の足を引っ張るのです。この足の引っ張りは成功しないときもあれば、成功することもあります。成功した場合は、今まで 2 位だった人が 1 位になるので、またその人の足を引っ張ります。

日本の産業でも目立った人の足を引っ張り、横並び精神で皆で下に落ちていく現象が多く見られると思いますが、ボードゲームにおいてもそれが現れているのかなと感じました。私自身、海外のボードゲームのプレイスタイルを見たことはないので、他国ではどうなのかはわかりませんが、少なくとも日本のボードゲームの中には日本人特有の考え方が色濃く表れていると感じました。また、もしかしたら私が参加したボードゲームの会が特殊だっただけかもしれません。

Photo by Aksel Fristrup on Unsplash

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