見出し画像

ピーナッツアレルギー

本家の記事はこちらからどうぞ


Netflix の "Rotten"という TV シリーズの The Peanut Problem を観ました。

近年、食品アレルギー患者の数が増加していることが明らかになっています。主要な 8 つのアレルゲン食品(甲殻類、卵、魚、乳製品、ピーナッツ、大豆、木の実、小麦)がアレルギー反応の 9 割以上を占めており、中でもピーナッツアレルギーの重症化率は非常に高いです。アメリカでは、ピーナッツが最も多くのアレルギー反応を引き起こす食品となっており、ピーナッツ農家はピーナッツアレルギーの増加に伴う消費量の減少を懸念しています。

アレルゲン食品に関する偽装を行っていたレストランの事例として、イギリスでピーナッツを含むカレーを食べた後、男性が死亡した事件が取り上げられました。彼はピーナッツ不使用を確認して持ち帰りのカレーを注文し、持ち帰りのパックにもピーナッツ不使用と書かれていました。しかし、そのレストランの経営者はコスト削減のため、高価なアーモンドを安いピーナッツに代用していたといいます。経営者は、のちに逮捕された。

番組内ではイギリスで、アレルギーを持つ人も安心して食べられるレストランを紹介していました。料理とそれに含まれるアレルゲン物質の対応リストを使用し、オーダーにはダブルチェックを行っている。時間のコストがかかり、コストがかかるが、アレルギーを持つ人も安心して食べられる。アレルギーのある人、子供を持つ人はコミュニティに参加して 4 いることが多く、評判は口コミで広がりやすい。また、アレルギーを持つ人のリピート率は、かなり高い。しかし、利益率が低いレストラン業界で、アレルギー患者への負担は大きい。チェックや対応に時間がかかり、回転率が下がり、売り上げが減る。食品アレルギーがある子を持つ親は、外食が出来ない。初めてこのレストランに訪れたある親は感動して涙を流したという。

また、自称アレルギーの人もレストランに訪れる。インフルエンサーが私はグルテンアレルギーだと言えば、グルテンアレルギーの人が突然増えるらしい。例えば、グルテンアレルギーを公言するインフルエンサーの影響で、突然グルテンアレルギーを持つと言う人が増えたり、乳製品や小麦を避けると言いつつ、デザートのクッキーを平気で食べる人がいる。これはアレルギーではなく、ダイエットです。

最後に、イスラエルのピーナッツアレルギーに関する研究が紹介されました。イスラエルでは、ピーナッツアレルギーの患者が他国と比較して少ないことが確認されています。その理由の一つとして、子供向けのスナック「Bamba」の普及が挙げられています。予防のために、生後 4 ヶ月から 11 ヶ月の間にピーナッツを摂取すると、ピーナッツアレルギーの発症リスクが大幅に減少するとの研究結果も紹介されていました。

参考資料、画像

- Netflix "Rotten: The Peanut Problem"


サポートして頂けると嬉しいです(>_<)