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オンバト備忘録2007

前回のエントリーで述べたようにハマカーンといえばオンバトの常連強豪組という印象が強い。私がオンバトをしっかり見始めたのは2006年の途中くらいから、塚原アナから神田アナへの交代があった時である。

システム的にデータ好きにとっては非常に考察しがいのある番組であったと思う。ふと自分もそんなことをやっていたなということをハマカーンを見てて思い出したので、しっかり1年間見ていた2007年シーズンのことをつらつら書いていきたい。

•スコアがインフレ?
Wikipediaには年別に得点にまつわる様々な記録が掲載されているが、年間総スコアを算出してみるとこの年は全体的に高止まりしていたようである。単に4勝するだけではなく、オーバー500を叩き出す爆発力もないとチャンピオン大会への出場は保証されない。
例えば磁石はこの年も年間通して400KB台中盤と安定して4勝しているが、結果的に上位20位までに食い込むことができなかった。一度でも400KBを切ると挽回がかなり厳しくなった。

・危なかったトータルテンボス
上記の危機に遭遇したのが、この年からチャンピオン大会を3連覇したトータルテンボス。言わずもがなの実力者であり、今までファイナルではあまり振るってはいなかったものの、ペナントレースでは毎回安定していた。が、この年3勝目のスコアは393KBの5位通過。ケンカの仲裁のネタでそこまで悪い出来ではないと思っていたのだが、まさか400を切るとは…。
これで一気にチャンピオン大会出場が危うく...はならなかった。最後の挑戦で521KBと爆発。その後の活躍は言うまでもなし。チャンピオンへの道程が圧倒的な結果を残していたからこそ、この低スコアが余計に際立った。

・まさかのパンクブーブー
そんな王者トータルテンボスとは対照的に最後の最後につまづいてチャンピオン大会出場を逃したのがパンクブーブー。初戦からオーバー500を叩き出すとその後も危なげない形で3勝。スコア的にこのままいけば出場は間違いなしと思っていたが、4勝目をかけた戦いでまさかの353KBの6位オフエア。既に年が変わって5戦目ができる日程ではなかったのでこれでパンクブーブーの2007年オンバトは終わってしまった。
確かに353KBは彼らにとっては低スコアではあるが、組み合わせによってはオンエアでもおかしくない数字であり、仮にこれでオンエアを勝ち取っていれば3勝目までの貯金で上位20位に入っていたのだ。これは不運としか言いようがない。
東京03、風藤松原のように1度オフエアがありながら結果5戦を戦って4勝できた組もいるわけだからもしパンクも早めに挽回ができていたらと思うと何ともやるせない。

・ハマカーンの転機?
繰り返しになるがオンバトでは毎回高スコアを勝ちとってチャンピオン大会の常連だった彼らだったが、この年も途中までは安定していたのに4戦目で361KBと大失速。3戦目までの貯金で何とか上位20組には残ったがそこまで。セミファイナルでは690KBと微妙なスコアであっさり敗退。
次の年もスタッフの手違いでネタを途中で強制終了させられる不運もあるなど苦難の日々。コントにも挑戦するなど試行錯誤が続く。そのコントも389KB、次の漫才も437KBと彼らにしては物足りないスコアが続いた。終盤からは調子を上げたようだが、上位20組には入れず。オードリーが日程が合わずに出場辞退からのチャンピオン大会繰り上げ出場はどういう気持ちだったのだろうか。
そこからのネタはあまり見ていない。いつの間にかゲスの極み漫才になっていたので、この辺りの挫折がこのような方向転換を生んだのかなと思ったり。

長くなったのでここで一旦区切ります。

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