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ストア派と武士道


例えば、損失や負け、病気のようなものをを悪として遠ざけるのは、それらが死に繋がるものだからだ。

死を悪と認識している限り、手前にある諸々への忌避感は拭えない。

シンプルな話、死ぬことを先に受容しておけばよい。

そもそも死そのものは避けられないのだ。

いかに損失や負け、病気を避けても、それ以外の何かによって人はいずれ死ぬ。

その事実を理解できれば、先に死んだつもりになっておくことの有用性が分かる。

ストア哲学と武士道が重なるのはこの辺りだろう。