初めて同人誌を作って初めてコミケにサークル参加をした一般男性の一部始終の記録と反省会

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

ここまでテンプレ。ここからもテンプレ。

2022年12月30・31日に行われたコミックマーケット101(以下C101)に初めて同人誌を作って初めてサークル参加をしたのでその記録とか反省だとかを書き記していこうと思います。
御覧になられている方の中に今後「サークル参加してみたいなぁ」とか「同人誌作ってみたいなぁ」といった方がいたらその何かの一助になれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

1.サークル参加申込みまで

実はサークル参加自体は2021年冬コミ(以下C99A)終了時から構想自体あったのですが、その時はジャンルは何で申込むかも定かではなく、それ以上に夏コミ(C100)がいつ開催されるのかそもそも開催自体あるのかすら不明の状態。
そんな状態であれやこれやをしていると気づけばサークル参加申込みは〆切に。
今思えば2015年冬のC89から一般で参加し続けてた身ではあるので節目のC100を一般参加するというのは相応な形だったのかなと思います。

しかし、その次C101は節目を迎えた後の1回目。
これ程サークル初参加に相応しいタイミングは無いだろうと思い勢い良く準備会スペースで参加申込書を購入。
C100までの間に作りたいものも練り上げられているので滞在先のホテルに戻っていざ申込み!というところであることに気付きます。

俺、C101で欲しいサークルの本とか新刊セット、どうすんの

サークル参加したい一方で本とかペーパーが欲しいのも変わらずある訳で。
そうなると影分身するなりクローンを生成する必要が出てくるもののまぁそんなことなどできるはずも無く。
こうなった以上残る手段は1つ、買い子役という名のお手伝いを頼むしかない
早速Twitterでお手伝い募集のツイート。
申込み〆切までは1週間程度しか無く、そこまでに何かしらのコンタクトが無ければやっぱり新刊は欲しいからサークル参加は見送ろう…そう考えていた矢先に1通のDMが。
旧知の友人から連絡をもらいラーメンを食いながら即交渉即決、万障を排しいざ申込み…

サークル名決めてねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!

え、どうすんのよ決めるならシンプルでオシャレなサークル名がいいし尚且つちゃんと説明ができるやつがいいぞ…
とか考えていたら好きな血統に飛んで最終的にGalileoに辿り着きました。
なんという競馬脳…
しかしこれで申込みを続けられ…

代表者名っていうかペンネームぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!

これは悩まず00-ARETHAで…いや待てACfAの武器名をそのままTwitterのアカウント名にしてるけどだからといってそのままペンネームは道義的にどうなんだ?
じゃあおむしんって呼ばれてるしそれでいくk…
でもおむしんもNISMO(昔やってたゲームの名前)を逆書きにしてふざけてた時になんか定着した名前だし大本を考えたらそれで大丈夫か?
なんて考えてみましたが軽くぐぐってみたらトップに「オウム真理教の危険性」とか出てきたのでなんかもう色々と腹括っておむしんの名前で申込むことにしました。
余談ですが00-ARETHAはぐぐると真っ先にピクシブ大百科が出てきました。やっぱ00-ARETHAにしないでよかったかも。
これで全てを解決して申込み、後日サークルカットも用意したら後は準備会の当落に身を委ねるだけです。

2.申込み完了~当落発表

申込みが終わったからと言ってぐうたらしてはいられません。
当落が出てから叩き台を作っていては社畜をしながらだと間に合わないのでそれまでひたすらプロット作りです。
書いておきたいポイントや配合、思いついた内容をiPhoneのメモにひたすら入力していきます。

実際に作った制作プロットという名のメモ帳

こんな感じでプロットを作り続けて当落発表の11/11。

無事当選!ってキャッキャしたもんですが当落メールが届いた18時は何を思ったのか整骨院で施術中…
決して当落を忘れてた訳じゃないよ?ホントダヨ?

3.本原稿着手~入稿

当落が出てスペースを頂けたのでここから本原稿です。
作成したプロットからWordとExcelを使って作成していきます。
同人誌ってなんとMicrosoft Officeで作れるんですよ、こんな具合に。

本原稿
原稿内に入れた血統表
全部お手製です(笑)

ザカザカ書いては校正の繰り返し…
しかしそんな中である問題にぶち当たります。

ページ数足りなくない?

当初の予定では1頭につき見開き1ページで計16頭。
一部は簡素化して片側1ページに収める計画でしたがそれでも表紙と合わせたら36pになる計算。
まして1頭目のレイデオロから文字数オーバーで3p使おうとしている始末。

悩んだ結果端折りに端折って本当に大切な部分を載せるようにして頭数も絞ることに…
多分伝わらないこと多いよなぁって未だに思ってます(苦笑)
そんなこんなで筆は進み、早割入稿するぞ!と意気込んでいたのですが、ここでまさか(?)の出来事が…

車を買い替えましてですね…w
ディーラーと色々やりとりしたり社畜したりだなんだをしていたら早割入稿に間に合わないという事態…
次回はもうちょっとスケジュール練って頑張ります、はい。

紆余曲折がありながらも原稿は完成、表紙も商用フリー素材に頼りながらも仕上がり準備完了、後は印刷会社さんに手続きをするだけ…

データは作ったが入稿方法が分からんぞ???

下手にあれこれやって失敗するよりは悩まず電話です。
いやホントご丁寧にお答え頂いた株式会社栄光さんには感謝です。
ありがたいことに無事新刊を発行できました。
初めての同人活動でちゃんと同人誌を出せたのは御社のおかげです。

4.サークル参加当日

データ入稿から月日は流れ…っていうほど流れてはいないものの時間は経ち、いよいよサークル参加当日です。

新刊が!!!届いている!!!
スペースに届けられるというのは聞いていたのですがそれでも不安ではあったので実際に目にしたらそれはもう大興奮でした(笑)
クロスを敷いてポスタースタンドを用意し、お品書き兼ポスター(A3サイズ)を貼り出し小銭入れとトレーを用意して新刊を用意したら準備完了…

・・・なんかちょっとイメージしてたものと違うな?
もうちょっと表紙は光沢のあるものというか手触りがいいもんだと思っていたのですが…
紙質や紙の種類に全く詳しくなく、とりあえずで「わかばセット」でお願いしたのがマズかった様です。
あとどうにか文字数詰め込む為に色々小さくしたからそこそこ読みづらい…
とはいえ嘆いても仕方がないし、今更頒布中止という訳にもいかないので…

頒布価格を変えて設営完了!
お隣さんと挨拶をし、お手伝いさんと打ち合わせをしていたらいい時間になっていました。
何もかもが分からなくてとりあえずサークル入場ができる7時半から入ったのに時間が経つのが早すぎる…!
多分次参加するときは手際よく出来そうなのでこれ程早く入場しなくて済みそうですが、私同様初めての参加だっていう方は大変でも早めに来た方が良さそうです。

肝心の頒布状況ですが、ありがたいことに開会から約15分で1冊手に取って頂き、なんと2時前には完売といった状況でした!
評論島かつ入場人員も絞られていることもあって20部弱の頒布でしたが、正直残るだろうなと思って見ていたのでホントにありがたい限りです。
お手に取って頂いた皆様ありがとうございました。
みんなに言われたので次回はもうちょっと刷ろうと思います(笑)

5.総括と反省

てことで総括と反省です。
全体を通してみると大成功だったとは思うのですが、やっぱり我ながら思うところはある訳です。

1.本文
見開き1ページで納める為にあれこれ工夫した結果やっぱり読みにくさや伝わりにくさがあったなぁと思います。
もうちょっとデータを乗っけたり、強調したいところは太字にしてみたりしてもよかったかなぁと。
血統表もクロスしている部分は太字にしてもよかったのかな、とか思ったり。

2.紙質・紙の種類
初めて本を作って気付けたところになりますが、紙の種類が分からないとダメですね(笑)
勝手にツルっとした表紙のものが届くと思っていたので開けた瞬間興奮しつつも面食らってポカーンとしてましたw
でも逆に言えばちゃんとノドが付いた本を安価に作れる株式会社栄光さんのわかばセット、無茶苦茶いいのでは…?

3.スケジュール
これが一番大切ですね。
一番の早割入稿が無理でもその次でどうにかできるだろーって乱雑に考えていたら納車だなんだで普通に入稿することになっていましたね。
いやそもそもどんだけいろんなスケジュール詰め込んでたんだって話ですが…
次回はホントしっかりスケジュール組んでちゃんと早割入稿したいです。

4.欲しかった新刊に対する達成感が薄い
こればっかりは仕方がないのですが、買い子をお願いした手前「欲しかった新刊が自分の脚て勝ち取れた」という達成感が薄いですね。
どうしても影分身したりというのはできないですからね…
これに関しては今後も苛まれながらも乗り越えていこうと思います。

6.終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。
実際にサークル参加してみて「もっとこうすればよかったなぁ」とか後から出てくるものはまぁありますが、それを含めてとにかく楽しかったです。

これは余談になりますが、「サークル立ち上げて実際に本を出すなんてすごい」と1日目にとあるサークルで売り子をしていた友人に言われました。
ですが別にすごくもなんともないんです。
Circle.msからサークルを立ち上げ、イベントに参加申込みをし、当選したら作りたいものを作ればいいだけ。
「コミックマーケット」という名前だけあって漫画が描けなきゃダメだとか絵が描けなきゃダメという決まりは無いし、小説が作りたければ小説を作り、私みたいに競馬の何かしらを書いて出したければそれでいいし、ハンドメイド雑貨を作りたければそれを作ればいいんです。
まして今はコロナ禍前のC98までと異なり、初めて申し込んでも落選するといったことは少なくなっていると思います。
特に次回以降は全体的に参加者上限を引き上げるみたいですので何か作って出してみたいのであれば大チャンスだと思います。
是非この投稿を見て続く方がいたら幸いです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?