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男たちよ/臆するな/アイスを食え
昨日は、内科の受診日であった。
私は血圧の乱高下で、ここの先生を毎度困らせているのだが、まあ気にするな。
本題はそれではない。
この話は以前どなたかのコメント欄に書いたのだが、まあいいか。
その昔、サークルの男友達たちとカフェに入った。
皆がコーヒーをオーダーする中、私だけチョコレートパフェを頼んだ。
そうしたらば。
「あっ俺もやっぱりチョコレートパフェ」
「俺も」
と後に続き、結局みんなチョコレートパフェになった。
「おーうまいー」
「食べるの、子供の時以来ー」
などと言いながら、みんな幸せそうにチョコレートパフェを食べていた。
男たちだって、本当はパフェを食べたいのだ。
私も、あの時幸せな時間を過ごすことができた。
さて。
内科のお隣さんは、サーティーワン・アイスクリームである。
寄らずにおられようか。
昨日はハロウィンであったので、怪物系アイスをおいしく食べた。
![](https://assets.st-note.com/img/1698813741201-01wNmckWpu.jpg)
このサーティーワンには結構広い駐車場があるので、酷暑の間はタクシードライバーさんがよく来ていた。
みんなシングルコーンを手に、幸せな笑顔で車に戻っていく。
ああ、いい光景だなあ。
我が夫もアイスクリームは大好きだが、サーティーワンには絶対に入らない。
通りがかりに買って帰ろうと言っても、車さえ駐車場に入れてくれない。
夫的には、部下や取引先に見られたら、えらいこっちゃだからである。
本当は食べたいんだろうが食べたいんだろうがどうなんだっ。
そんなワケで、私は時折サーティーワンをお持ち帰りしている。
毎回ではない、それは甘やかし過ぎである。
![](https://assets.st-note.com/img/1698813764976-1xuxPIxgyC.jpg)
しかし、このままでは夫は絶対に手を出さない。
中の味がわからないからである(面倒やなー)。
それで持って帰ったら、油性ペンで蓋にアイスの味を書いておく。
(ラブポーション・サーティーワンなどとは、決して書いてはイケナイ)
今朝冷凍庫の中を見ると、アイスが1つ消えていた。
昨夜夫が、寝る前においしくいただいたらしい。
大変、よきことかなである。
あのあり得ない夏、本当はアイスを食べたい男はたくさんいた筈だ。
飲みたくもないアイスコーヒーを飲んで、嫁や子供がアイスを食べているのを、
喜ばしくも複雑な思いで眺めていたお父さんは、少なくない筈だ。
女たちよ、男たちがアイスを食べるのをからかってはいけない。
「女のくせに、アイスを食べるのか」と言う男を私は知らない。
自分たちが言われて哀しいから、彼らは決してそんなことを言わない。
自分が言われて嫌なことを人に言ってはならない。
アイスにジェンダーや年齢は不問である。
せめて暑い時期だけでも、男たちにアイスを勧めてあげて欲しい。
そして男たちよ。
臆せずアイスを食べて欲しい。
他の男や女たち、子供たちの揶揄に負けてはならない。
アイスを食す喜びを希求する権利は、当然あなた方にもあるのだ。
その自由を、決して手放してはならない。