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【都市の経済構造を考えてみる!Ⅲ】(第3回)「従業者数当たりの域際収支と雇用者所得を比べてみた!」

前回は 【都市の経済構造を考えてみる!Ⅲ】の第2回目としまして、これまでみた60本ほどの産業連関表の域際収支(稼ぐ力ー外の力)を人口当たりと従業者数当たりで並べて比べてみました。

・(第2回)「単位当たり域際収支を比べてみた!」

今回は 前回みておりました従業者数当たりの域際収支と従業者数当たりの雇用者所得を並べて比べてみます。

ここしばらくの間、域際収支を確認してきていて、域際収支が良好なところは、都市圏経済も好調であろう、という推測があり、経済の良し悪しを計る一つの指標として、従業者数当たりの雇用者所得と比べてみたい、と思っていたものです。稼ぐ力が強くて域際収支黒字が大きければ、雇用者所得も多いだろうな、という感じですね。さて、このあたり、どうなっていますでしょうか???

        

〇 従業者数当たりの域際収支順の表

従業者数当たりの域際収支(億円)と雇用者所得(億円)を並べてみました。まず、域際収支が多い順でみてみます。

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本マガジンの編集長は『稼ぐまちが地方を変える』、『地方創生大全』、『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』等の書籍執筆や週刊東洋経済オンラインに連載も持つ木下斉が担当。編集長自らが書き下ろしたコラムもお読みいただけます。

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