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【都市の経済構造を考えてみる!】(第39回)「高齢者人口の予測を確認してみた!(2)(仙台経済圏)」

前々回に、今後20年間で、高齢者人口の漸増と現役世代の急減に驚きまして、前回には、医療・介護部門の従者総数をみてみました。高齢者人口の漸増と現役世代の急減で、今の比率で推移しますと、医療・介護部門で働く人の数が、全ての働く人の5人に1人になるかもしれん、としました。

・(第38回)「支える力(医療・介護部門)の従業者総数を確認してみた!(仙台経済圏)」
https://note.com/areaia/n/naab96fc4b916?magazine_key=m4e87da1b572a

今回は、前々回でみておりました将来推計人口で、75歳以上人口、という欄がありまして、これが気になったので、詳しくみておきたいと思います。

・(第37回)「高齢者人口の予測を確認してみた!(仙台経済圏)」
https://note.com/areaia/n/n3ad5ff1017ba?magazine_key=m4e87da1b572a

     

◯ 統計情報を入手する!

まずは、統計情報です。今回も、前々回と同じく、国立社会保障・人口問題研究所のサイトから推計人口を確認します。

・日本の地域別将来推計人口 男女・年齢階級別データ(平成30年推計)
http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson18/3kekka/Municipalities.asp

こちらページにある、04.宮城県 のリンクからエクセルファイルをダウンロードしました。

     

◯ 75歳以上人口の将来推計

さっそく、75歳以上人口から確認していきます。

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2040年あたりまで、増加が続きます。2020年に334千人だったものが、2035年あたりがピークで444千人となっています。増加幅のピークは、2025年から2030年あたりでしょうか。2040年の前には、減少が始まる感じです。

ちょっとこれだけみても、ピンと来ないので、65歳以上人口と比較してみます。

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