かつてのロゴ制作工程を見つけたので振り返ってみた
データ整理中に出てきたかつての紙媒体だったポートフォリオを見て、当時仮で作ったオリジナルサイトとロゴ制作を思い出したので振り返ってみることに。
そもそも、WEB業界へダイブする前は別の業界職についており、WEBは趣味でイラストを公開する程度のものを作っているくらいでした。
業界に入った最初のところは、インハウスゆえにイチ企業のサイトの管理・制作・運営が多かったので、これといって一つのサイトを作り上げるということがなかったんですよね。(主に既存ページの修正とか季節の単発LPっぽいのくらいを作ってた)
特に実績で言えるサイトもないし、このままで果たして職業を聞かれた時に「WEBデザイナーです」とか言っていいもんかな〜と思ってた時「テーマを決めて、仮サイトをつくって練習するといい」と言うのを見かけて、それじゃ「自分が運営する(と仮定した)個人店のサイト」をちょっとイチから作ってみようかなと思い立ったわけです。
とはいえ、結局最後まで作っておらずTOPと下層ページのデザイン案の段階で終わってるんですけど。
オリジナル絵本 ONE B -2012年頃
サイト名 :ONE B(ワンビー)
コンセプト:世界でたった一つの絵本
ジャンル :ECサイト
内容 :似顔絵やメッセージを発注者が個別に指定して入れることができる絵本の製作販売
ターゲット:絵本を読むくらいの子供へプレゼントを考えている20代後半〜女性
趣味で豆本サイズの絵本を手作りしていたこともあり、文章の途中に〇〇ちゃんと言う名前を入れてみたり、本の最後とかにお子様の似顔絵やメッセージを入れてみたら世界で一つだけの絵本になっていいんじゃないかな〜というのは仮店舗設定の裏話。
サイト全体の構成とか内容に関しては置いておいて、今回はロゴについてなのでロゴが完成するまでの軌跡を見ていきます。
絵本屋さんであること、女性客をターゲットにしていること、サイト名がONE Bであることを踏まえて、本をモチーフに入れられるといいなと言う感じで思いつくままに描き出すことに。
ターゲットが女性なのもあって、フォントは手書きとか丸い印象のあるものがいいな〜という漠然としたイメージ。
本な〜…本…ほん…ホン…とブツブツ唱えながら、本の背表紙やらブックエンド(↑にも手書きでメモしてる)、しおりなど本に関係するものを取り入れつつ試行錯誤。
左下エリアの数パターンあるものは、本(縦線)とブックエンド(二段の丸み部分)をイメージしたものですが、今ひとつ丸みのある部分がブックエンドに見えないしな〜ということと、Bだけいやに目立つなと言うことで最終候補はタグライン入りのものにした以下の数パターン。
今度はBの部分で本を表現できないかあれこれ調整。
本の見開きをBの空間部分で表現することに決めて数パターン。
全部を同じ色にしてしまうのも味気ないし、ロゴのメインカラーの黒のみでは女性をターゲットにしているのに強いし、せっかくの本モチーフが気づかれにくいかもということで、一部をサーモンピンクにした右下のものに決定。
めでたくONE Bのロゴが完成しました。
まとめ
今回はサイトをメインとして補足的にロゴ制作をしたのですが、ロゴって知名度が上がってくるとそれをみるだけでサービスや企業名が連想されるし、会社やブランドの顔にもなる重要な部分なので本当に難しい…と振り返りながら改めて感じました。
普段からいろんなロゴを「何故この形なのか」「何を表現したいのか」などの多角的に見てトレーニングしていかないとですね。
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