下手な布教は逆効果だと実感した話
推しコンテンツの
良さを知ってもらいたい、
共有できる仲間がほしい、
コンテンツに金を落としてほしい
と思う気持ちは理解できる。
自分の推しているコンテンツが人気になる、
語れる仲間ができる、売り上げが好調になる
のを見るのはとても気分がいいからである。
そして、上記の結果を求めて“布教”をする人がわたしの周りにも多々いるが、99%の確率で心に響かない。
ましてや、その布教の影響で触れたくなくなったというケースも少なくない。
その理由を今回は話していこうと思う。
さて、そんな布教が響かないケースだが、大きく分けて2つある。
順に解説していこう。
①.スタートラインに立つのが難しすぎる
わたしはと過去にTwitterのフォロワーに「ポ◯ッ◯◯◯◯◯ー」のゲームを勧められたが、丁重にお断りした。
ヒントを出すと、スカーレットとかバイオレットとか書いてあるものである。
理由としては、スタートラインに立つのが難しすぎるからである。
具体的に言うとお金がかかる。
わたしはSwitchを持っていないのだが、ここで冷静になって考えてほしい。
・Switch本体…32978円(通常版)
・ゲームソフト…6500円(ダウンロード版)
合計で39478円である。
おかしいだろ。
たかがSNSの人付き合いで約4万消えるの、普通に泣きたい。
もっというと、これに加えてゲーム機の保護フィルムやケースも必要だ。
それだけ払ってハマらなかったらどうするんだろう。
お前が定価の2倍で買い取ってくれるのか?
それでも時間は返ってこないが??
ここまでの金額なら、せめて「やってくれるんだったら2/3の金額出しますよ!」ぐらい言ってほしいものである。
また、どうしてもやってほしいのであれば
「僕がお金払うんでやってください。絶対後悔させないんで!」
ぐらい言ってほしい。
それゆえに、布教される側のわたしが全額負担なのは“本気の布教ではない”と感じてしまい、こちらも本気で向き合う事をやめてしまう。
というか人付き合いでゲーム機とソフト買いますよって言える人ってこの世にどれくらいいるんだろう。
人付き合いでゴルフしてるおじさん達、きっとこれの何倍もお金使わされてるだろうから大変なんだろうな…。
と、世の中のおじさんに少し同情できた。
これが1つ目のケースである。
②.布教する人とノリが合わない
コンテンツを布教された時のノリも重要である。
わたしは過去に
「◯◯ー◯ー◯◯◯」
というソシャゲを布教された。
ヒントを出すと、少し前に「バニートキ」というキャラが話題になっていたゲームだ。
…が、布教してきた人が、R18なファンアートをやたら拡散し、
「このキャラえっちw」
「このキャラで抜いた」
「過激な◯ナニー」
というツイートを多々しており、調べてみると上記のような事を言っているユーザーがとても多いように感じた。
「過激な◯ナニー」がネタツイなのはすぐわかったが、気持ち悪すぎてコンテンツに触れる事を諦めてしまった。
今、そのゲームを始めると布教した人から上記の話題を振られると思うと怖かったにのも、触れなかった理由の1つに挙げられる。
この件に関して、公式は一切悪くない。
ただ布教してきたオタクがキモ少し変わっていただけである。
公式には申し訳なさすぎて、布教してくる人としっかり距離が置けたら触れてみたいかもしれないと考えてしまうこともある。
………もしかしてわたしの「公式に申し訳ないから触れる」という行動まで見通していた可能性が…?
これが2つ目のケースである。
余談
上記でこれだけ言っておいたが、普通に1円も支払われなくても布教されたコンテンツに触れる機会がある。
それは“布教してきた人がおもしろい”場合である。
具体的には好きな配信者やインフルエンサーなのだが、彼らが
「このアニメ、最高に泣ける…好き…」
「このゲームおもしれ〜〜!!」
「このカフェのこのケーキうますぎるからみんな食べてくれ!」
と言われたら触れてみたくなる。ちょろい
そして、配信者らは
「好きなコンテンツを全力で楽しんでいる」
からこそおもしろいのであり、
「おもしろい人が全力で楽しんでいるものは、きっとおもしろい」
と、わたしは感じてしまうのである。
もしこの記事を読んで、布教を試みている人がいるとしたら、まず好きなものを全力で楽しんでほしい。その姿が何より布教に繋がるのである。
………全力で楽しんだ結果が「過激なオナ◯ー」だったのならもうわたしから言う事は何もない。ただ、わたしは触れないけど………。
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